クワガタ、カブトのオリジナル用品をメインに生体も販売!
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店長日記
店長日記:148
2010年09月02日


先週に引き続き今週もケガをしたかかとの具合が完治せず山は見送りとなりました。病院で診てもらったところ骨には異常はないとのことでしたが、ケガそのものよりもそれが元で大事に至るほうが怖いので自粛中です。
もっとも愛車も度重なる修理のため現在軽四の代車に乗っているためどちらにしろ山の悪路は無理なのですが…。こちらも原因がはっきりせずなかなか完治しません。


そろそろ遅れているヒメオオが本格的に発生するはずなので一日かけて山に入れるのは定休日の月曜日しかないので気が気ではないのですが…。と思っていると親しい標本家が来店して面白い格言を教えてくれました。
「床屋は虫屋には向かない。」と。
この場合の虫屋とは採集家のことですが、どういうことかというと床屋は月曜日休みですが土日に他の採集者が虫を採ってしまうので月曜日は採れないということらしいのです。
なるほど、上手いこと言うものです。
本当にそうなのかたまたま彼が自身同様ヒメオオのポイントに行くというので様子を見てきてもらうことにしました。すると、日曜日の午後に電話がかかってきて「他の採集者が入った跡が複数ありほとんどいない。」とのことでした。
うーん…やはり当たっていたようです。先々週までは自分以外の痕跡はほとんどなかったのでこの時期を狙っていたのでしょう。
今週からは定休日ではありませんが金曜日の朝から採集に行くことにします。



さて暑さのせいかヒメオオの発生も遅れていますが、残暑というには盛夏以上に猛暑の日が続いています。
先日のことですが当地富山それも当店がある周辺がゲリラ豪雨に見舞われました。





周辺道路が冠水しています。この近辺では商店も床下浸水しています。
元々地形の関係で近くに低地になっている部分があり大雨が降ると冠水しやすく過去10年以内に3回ほど経験しているのですが今回は冠水までの時間が最も早かった気がします。
気象には関心があるため何かあるとすぐにサイトの降水レーダーを確認するのですが、この日は直前まで晴れており気温も35℃を超え猛暑日を記録したところで、ちょうど頭上付近に一部薄暗い雲が発生してきたので早速レーダーで確認するとわずかに点状に雨雲が表示されていました。すると、そこから10分程度で雷が鳴り出し雨が降り出してきました。
えらい早いなと思い再度レーダーを確認するとすでに発達した積乱雲を示す状態に!外では雷の回数が増え始め雨脚も激しくなってきました。ここまでなら通常の夕立と大差ないのでしばらくしたら止むだろうと思っていたのですが、西の空が明るくなってきて止みかけると再び暗くなり風雨が強くなり嵐のように…。雷は連続して鳴り続け目と鼻の先にも幾つか落雷し消防車が走り回っています。




↑自身の車を停めている月極め駐車場も冠水して池のように。

通常の積乱雲であれば30分程度で寿命を終えるか上空の風で移動していくのですが、このときは上空は南から西寄りの風はありましたが、ちょうど現地付近で次々と新しい積乱雲が発生し続けて2時間近くに渡って断続的に降りました。
当店から最も近いアメダスの観測点では時間雨量で35.5mmを記録しましたが、過去の経験上この辺りでは時間雨量50mm超くらいの降り方でないと冠水しません。ましてや冠水までの時間の短さから考えて一時的にはそれよりも相当激しく降ったと考えられます。
最近全国各地で発生している夏のゲリラ豪雨同様、観測網に記録されないくらいのオーダーの局地的な豪雨だったのでしょう。
人的な被害はなかったようですが、当店では裏にある普段は水の流れていない側溝の上に保管していたエノキ材が水没しました…。

また先日より報告している富山県産オオクワの新産地であるポイントですが非常に水害を受けやすい場所なので今週もライトトラップを予定しているだけに何ともないか不安です。
これからは台風の心配もあるので皆さんの地域でも注意して下さい。




↑幸い深刻な被害がなかったので雨上がりの虹を楽しむことができました。
2010年08月25日




富山県産のWILD♂(52mm)です!

先週の♀に引き続き採集者のN氏より提供していただきました。


自身も富山県産のワイルドオオクワを幼虫で採集したことはありますが、成虫個体をペアで手にしたのは初めてです。
しかも既出の採集情報はあったもののそれを実証した新規ポイントの貴重な個体です。
改めてN氏には感謝いたします。


オスの個体は小ぶりで小歯ではありますが綺麗でおそらく新成虫なのでしょう。先に頂いたメスも新成虫っぽかったので未交尾なら産卵は厳しいと思っていたのですが、これでペアになり自身が管理をミスしない限りブリードが確実になりました。


ところで、せっかく重要な情報を提供してもらったので自身も先日、採集仲間の風氏と共にライトトラップを行ってきました。↓がそのときの様子です。





この画像は昼間撮ったものではありません。ライトトラップ時に撮影した風景です。
あいにくこの日は満月が近く月が明るく裸眼でも遠くの尾根が確認できるくらいでした。カメラで露光撮影すると月がどれほど明るいか認識できます。

これでは他の条件が揃っていてもライトトラップは期待薄です…。




それでもやらないよりはましだと思いあえて決行しました。
結果は極小のミヤマの♂が1頭だけでかろうじてボウズは避けられました。
次回は月齢を考えてリベンジしようと思っています。


さて、今週もヒメオオ採集に行く予定でしたが、前日に知人とエノキのカワラ材を採取しに行った際、猛暑というのに長袖の作業服に首にはタオルを巻いて完全防備していたわりには首から右手首にかけて毛虫か毒蛾にやられてボコボコにかぶれました。
おまけにその後店で材を裁断しているときに堅い枝の部分にイラつき蹴って折ろうとした瞬間、材が傾いて角がかかとを直撃!激痛が走りかかとは徐々に紫色に腫れ上がってきました。
まさに踏んだり&蹴ったり…。

翌日になっても腫れと痛みが引かず、ネットの占いでも今週は無理をしてろくな結果が出ないと書いてあったためヒメオオ採集は見送りとなりました。
占いは別としても山に入るには信心深くないと必ず見返りがあるので皆さんも心がけてください。
2010年08月18日




何かわかりますか?

そう、オオクワのメスです。

だけど単なるオオクワのメスではありません。

富山県産のWILD♀(38mm)です!

と言っても自分で採集したわけではありませんが…。

どういうことかというと先日、県内在住のN氏からHPを見たということでお電話をいただき、氏は仕事柄地元の山や水系について熟知しており材の情報を色々教えていただいた際、その水系における私の知っているオオクワの情報を伝えたところ早速10日間に渡り夜間の採集を実行していただき見事1♂3♀採集という紛れのない結果を報告していただきました。

自身も以前調査に行ったことはありますが手の付けようがなく頓挫したポイントなので新規ポイントとしてこの情報はたいへん貴重で画像のメスを提供していただいたことと併せてこの場を借りて改めて氏には感謝いたします。次回お会いした時にオスも拝見させていただく予定なのでその時はまた画像もアップします。



↑これがオオクワの採れたポイントです。

詳しくは昆虫フィールド73号の記事にて紹介する予定ですが、産地に関するお問合せには残念ながらお答えできませんので悪しからずご理解ください。



さて、続いては4週続けてのヒメオオ採集です。


今週も採れるには採れたのですがポイントに数10本あるヤナギの中で採れたのはたった3本だけだったのでまだ発生の最盛期ではないようです。
ただヒメオオは分布が局地的なので採集圧に弱いためあまり同一ポイントで採集を続けるのは考えものなので周辺で新たに別のポイントを探していたのですがヤナギは多くあれどヒメオオの姿はなし…。


↑ヒメオオが付いていたヤナギです。
道沿いのこんな小さなヤナギに付いているので採れるときは簡単に採れるのですが発生時期が限定されるのでその場所を見つけるまでがたいへんです。
来週も採集したいところですが上記の富山県産オオクワの調査の方に移行していきそうです。
2010年08月12日


3週続けてのヒメオオ採集です。
その前に、材探しですがオークションに出品しているエノキ材の在庫が底を尽きそうなので最近は必死です。といっても猛暑の日々、荒れ放題の下草の中では新たに朽木を探すのは至難の業!そこで冬季に見つけたものの持ち帰るにはまだ腐朽が未熟だった取り置きの材から少しずつ切り出して何とかしのいでいます。




取り置きの場所へ行くと下草で材がどこにあるかわからない始末でまずは草刈から…。
カマを振り回して暴れているとふと目に入ったのが大きく伸びたミョウガの草葉(↑画像)。そういえばそろそろミョウガの季節だと思い根元を探すとあったあった!
まだ少し小ぶりですが今年の初物です。材採りよりも晩のおかずを採る方に夢中になりました。まだ少ないですがお盆明けにはたくさん採れるでしょう。


次はヒメオオ採集ですが今度こそは3度目の正直で…。


いました!
だけどまだ時期が早いようで最盛期のように一本のヤナギに複数いるような状態ではなくポイント全体で2ペアだけでした。

何せ山はオロロ(アブ)の発生時期で車の周りを飛び回っており、ちょっとドアを開けただけでも車の中に入ってきてその度に格闘となり気が狂いそうです…。
ヒメオオを探す時間よりオロロと格闘する時間の方が長いくらいで嫌になり早々に終了。

その後、材探しに移るもやはりどこもオロロの大群!
車から降りるのがおっくうになっていると見つけたのがこの看板。


クマに注意の看板は多く見かけるがこの看板は初めてのタイプです。
ツキノワグマはこんなに凶悪なイメージではないんですけどね…。ちょっと気の毒です。
幸い3週連続でクマに遭遇というスリルのある事態は避けられました。でも今年はブナの実が不作の年に当たるので秋はまた遭遇の可能性が高そうです。

その後、若干標高を下げてオオクワの調査地へ。
ここでもブナ材を探そうとヤブとの闘いです。


↑背丈以上のヤブをかき分けて奥のブナ林を目指します。
が、ここでもヤブ蚊とブユと大型のアブとの格闘です。キンチョールを直接身体にスプレーしながら(虫除けスプレーでは役に立たないので)、カマを片手にヤブ漕ぎをして斜面を昇り降りしている中では長さ1mほどの倒木の枝を持ち帰るのが体力的に精一杯です。山とはいえ気温30℃を超える中ではすぐに脱水状態になります…。
朽木を探すのは虫を探す以上に簡単ではないんです。



2010年08月03日


相変わらず猛暑の日々が続いています。
暑いのは好きですがこれだけ暑いと野外で作業するときは熱中症対策がかかせません。山に行く時はだいたい1.5リットルくらいは飲料水を携帯します。最悪それでも足りない時は山で湧水を汲んで飲みますが湧き水以外は注意が必要です。
また、大量に汗をかくために体内の塩分が減少するため塩を持参する人もいます。塩分やカリウムのバランスが崩れると心臓にも影響があることもあるのでたまに不整脈が出る自身もポカリスウェットをなるべく飲んでいます。

さて、先週に引き続き今回もヒメオオ狙いとブナ材探しに行ってきました。
場所は立山の有峰です。例年ならゴールデンウィーク明けには開通するのですが、今年は災害で2本ある林道の1本は通年閉鎖で残る1本も7月上旬まで不通だったため今季初めての訪問となりました。




↑富山と言うと黒四ダムが有名ですが標高1000m前後という高所にあるダムとしては有峰ダムも負けず劣らずの迫力です。
高標高ということで湖の周りは見事なブナ林が広がっています。
早速ヒメオオのポイントに向かい探し始めるもののこの日もヒメオオの姿は見当たらず…。
やはりまだ早いようです。気の早い個体が1、2頭くらいいても良さそうなもんですが…。

とっととあきらめて次はブナ材探しへ。
これだけブナがあるのだから当然のように立ち枯れや倒木はゴロゴロ見つかります。
ただ望んでいるような朽ち木は全くと言っていいほど当たりません。




↑湖畔付近で見つけた大径の立ち枯れ。直径は80cmくらいでしょうか。なぜか幹の部分に足がかりのための杭が打ちつけてありました。何かの採集のために打ったのでしょうか?ちなみにここは標高が高いためにオオクワガタは生息していません。
そのかわりヒメオオは採集できるので幼虫はいるかもしれないと思い材割りをしてみました。




思ったとおり幼虫が出てきましたがヒメオオかアカアシか?食痕の状態からヒメオオっぽいのですが…。ヒメオオは有峰のどこでも採れるわけではなくものすごいピンポイントなのでこれがヒメオオだったら新たなポイントの発見になります。とりあえず持ち帰ることにしました。
もう少し幼虫を割出したかったのですが材探しで手ノコでの重労働がたたってすでに体力は限界に近くあきらめました。(ヒメオオの幼虫がいる部分は堅くて割るのが大変なんです。)




↑帰途に道路から林内に入り込んで見つけたお化けブナです。
直径は1mをはるかに超えています。洞も開いていてオオクワでも生息していれば最高なんですが。周りにはこんなブナやミズナラの大木が結構あります。
心を静めて落ち着いているとシシガミが現れそうな雰囲気です。
車を停めては降りて森を覗き込んでいるとカーブを曲がった先にシシガミ、いやクマが!
先週に引き続き2週連続での遭遇です。
今回の相手はこっちを見た瞬間に喉元の白い模様が確認できたので成獣に近いようです。あいにくカメラを用意する間もなく逃げてしまいましたが、ここは昨年撮影に成功して昆虫フィールドにも載せたクマと出会った場所の近くなのでもしかしたら同一クマかも?
毎年会えてもそうそう友達にはなれないですね。
2010年07月27日


当地富山でも1週間以上ほぼ猛暑日が続いています。いわゆる夏らしい夏ですね。暑いのは暑いですがやっぱり夏は暑い方がいいです!ただし体調管理だけは怠らないようにして下さい。

今年初のヒメオオ採集に行ってきました。例年ならお盆過ぎくらいからがシーズンですが今年は梅雨明けも早く一気に夏らしくなったので例年よりも発生が早いだろうと見込んで行きました。
この日も朝から天気が良くブナ林の中の林道は気持ちよく癒されます。所々で車を止めて近くを散策していると近くの斜面で何やらガサガサと動く気配が。近づいてみるとリアルなプーさんが!アニメと違って黒いプーさんですが…。さいわい子グマだったのでカメラの準備をしていたら逃げてしまったので撮影できず。今年最初の遭遇でした。

これはいいことがあるかもしれないと思ったのですが、ヒメオオはというと結果はボウズでした……。
こっちは夏気分でもヒメオオはまだのようです。



↑はヒメオオのポイント付近です。標高1,300m付近で撮影しました。滅多に人が訪れないので目の前の斜面から転げ落ちたらしばらくは発見されないでしょう。

ヒメオオがダメだったのでそれならブナ材を探そうと斜面で深い笹と格闘していると良さげな立ち枯れ発見!


ただここは足場も悪くブッシュもひどいのでチェーンソーを携帯できないため手ノコで勝負を挑みましたが材がまだ堅いせいか5分も経たずに脱水状態でギブアップ…。
仕方がないので地面に落ちている倒木を少し拾ってあきらめました。



↑ 上記とは別の大きなブナの立ち枯れの樹皮に発生していたウスヒラタケ。もちろん食用ですがキノコバエがいっぱいたかっていたので採取はあきらめました。

結局この日はブナの倒木を少し拾っただけで終了。帰りに昆虫フィールドの記事に書いているオオクワの調査ポイントを調べるも何の手がかりも他のクワガタも見つからずでした。
良かったのは汗をかいた後に岩から湧き出していた湧き水がすごく美味しかったことです。
2010年07月21日


17日に梅雨明けして当地でも一気に暑くなりました。
去年は結局当地の北陸では梅雨明けが発表されずにあまり夏らしくなかったので久しぶりの夏と言う感じです。
梅雨明け前は雨天続きであまりオオクワガタ以外の目的で採集に行ってなかったので久しぶりに河川敷にヒラタクワガタの採集に行ってきました。富山では採集と言えば河川敷が多く、夏休みともなれば河川敷は虫よりも採集者の方が多いと思うくらいです。藪に覆われたヤナギの木も入れ替わりやって来る採集者によってきれいに道ができています。

そのようなポイントは無駄足になる可能性が高いのでとりあえず夏休み前に行っておこうと思ったのですが馴染みのポイントに着くとすでに人が来た形跡が…。
やはり一足遅かったようです。それでも藪に入ると比較的楽な場所だけ道はありますが奥の一段と深い藪の中は手付かずなので気おくれせずに強行軍あるのみ!


思ったとおりまだ良さげなヤナギがありました。


画像では分かりにくいですが洞がたくさんあって右上の画像のように樹液も結構出てるようです。



左上の画像はボクトウガの食痕がクモの仕業なのか?袋状にぶら下がっています。これがあるということは誰も採集者が手を付けていない証拠です。食痕を取り除いた状態が右の画像です。中は空洞で樹液が染み出しています。あいにくここは空き家でヒラタはいませんでしたが次に訪れる時には入っている可能性があります。


残念ながらおそらく前夜に来訪者がいたせいかヒラタは小型のオスが数頭採れただけでそれもリリースしましたがノコギリクワガタは10頭ほど採れました。比較的いい形の水牛もいました。
ただ梅雨明けの炎天下の中で必死なっての強行軍だったので気がついたときには脱水状態に…。いつもはドリンクを必ず携帯しているのですが車から近いこともあって車に置いてきていました。距離は近くても藪が深くてなかなか来た道がわからなくウロウロしていると頭がガンガンと痛くなってきて急に眠気に襲われ足元もやたらつまずくように…。
ヤバイ!これは熱中症だ!と自覚してなんとか車に戻りエアコンを点けて水分補給をしてことなきを得ましたが、普段から外で作業して慣れていると思ってなめてかかると痛い目に遭うので皆さんも気をつけましょう。
特にお子さん連れの場合は注意して下さい。




2010年07月14日
久しぶりに店長日記を更新します。
先月末から昆虫フィールドの原稿書きがあって他の書き物はできませんでした。
締め切りが迫らないとなかなか筆が進まないタチで…。
ただ記事のネタ収集にフィールドには結構足を運んでいました。ただ原稿とかぶるためにここでは一部しか書けません。




上の画像はブナ材探しと新規ポイント開拓に標高1200m以上のブナ帯の山奥に行った時です。あいにく土砂降りでガスがかかっていたので森の中には入れませんでしたが渓流ではイワナ釣りをする人がチラホラ。雨でも釣るんですね。さすがにこっちは雨の中外に出ても何も出来ないので車で通過しただけでした。

しょうがないのでかなり悪路の林道に進入。こんな道なんか目的がある人間じゃないとわざわざ来ないだろうな…と考えながらしばらく走ると道路が鎖で封鎖されていてそれ以上は断念せざるを得ない状況に。
この辺りは地形図には道路が表示されている割りにはまともに開通していることはほとんど皆無です。おまけに現場に行くまで通行できるかどうかがわかりません。まあ山では当たり前のことですが…。




↑行き止まりの現場です。目の前に道路が続いているけど進めません。
だけどこの場所良く見たらヒメオオのポイントになりそうな感じです。背後のブナ林と手前の低いヤナギの距離感が絶妙で、もし生息していたならばかなり期待できそうです。この日は雨でそこまで確認できませんでしたが土砂崩れ等で通行不可にならなければ今度晴れた時に行ってみます。

さて話は変わりますが、やっと自分で大型の国産オオクワを羽化させることができました。今まで当店では特に大型や極太血統にこだわりはなく富山県産オオクワに力を注いでいたのですが数年前から少しずつ扱い始めた大型血統「旧・信玄血統」にて自身でやっと結果が出ました。
サイズは83.0mm(羽化約2週間後現在での最大値なので縮む可能性有り)




と言っても販売していた幼虫の余品を数頭だけ自分で抱えていた中から偶然羽化しただけなので購入頂いたお客様の中にはもっと大型を羽化させている方がいるかもしれません。
詳細はまたHP上で報告します。
ちなみにこの血統の幼虫は店頭にて完売しました。現在別の80mmオーバーの種親を使ってセット中ですので、ある程度数が採れましたらHPでも販売したいと思います。ただ♀も50mmオーバーを使っているのですが気性が荒く♂の損傷が激しく思ったようにペアリングできません。

ちなみに購入頂いたお客様が♀で55mmを羽化させました。デカかったです!ただペアリングは怖いです…。
2010年06月19日
季節の進みが遅く感じられた今年ですが、ここにきてやっと全国的に入梅しました。
当地富山でも今週に入ってすっきりしない天気が続いており、週間天気予報でもこの先しばらく雨マークが連続しています。
そんな中、先日は朝から晴れてこの日を逃すと次はいつ山に入れるかわからないので店の開店時間まで午前中だけですが馴染みのブナ林に向かいました。

今回のポイントは今季初めての入山です。
冬を越えたことで新たな材が見つかることと樹液採集が出来そうなポイントが見つかることを期待して入りました。




晴れたのはいいのですがこの日の最高気温は30℃を超える真夏日に!おまけに前日までの雨のせいで森の中は蒸してまるでレインフォレスト。
地表付近も上画像のように下草や低木に覆われて落ちている材を探そうにもヤブ漕ぎをしながらで手ノコで裁断しようとハードに動こうものなら噴き出す汗で脱水になりそうです。ブナの立ち枯れは見つけたものの裁断は次回に持ち越しました。

車を停めて山道を歩いていると足元に独活が。




独活自体は珍しくありませんがここのポイントで独活を見かけるのは初めてでした。今はもう大きすぎて食べられませんが来年にために場所を覚えておかなくては!と思いながらも今でこそ成長して大きくなっているから見つけやすいですがこの1本を小さい芽で見つけるのはさすがに無理かも…。

山菜採りもクワガタ採集と同じで場所をきちんと記録しておかないと似たような場所がたくさんあるため翌年になるとたいてい混同してどこがどこか分からなくなるというパターンになります。
とりあえず今回は山菜採りは置いといて樹液が出ているブナかミズナラを見つけたかったのですが暑くて長時間斜面のヤブを歩いていられないのでポイントを変えて去年何回か見に行った川の近くのヤナギを見てくることに。




去年はこの画像のヤナギの洞で数頭のスジクワとコクワを見つけています。
たいして太くもないヤナギですが間違ってオオクワがいないかとかすかな期待の元のぞいてみると残念ながら今回は空き家でした。樹液は出ているので何かしらのクワガタはそのうち採れるでしょう。

その辺をぶらついて車に戻るとエンジンを掛けてエアコンを点けたまま炎天下に放置していたので水温計が上がっていてオーバーヒート直前に!
去年まで何ともなかったのにどこか具合が悪いのか?
山での車の故障は大変なことになるので真夏が来る前にメンテナンスをしておきましょう。
2010年06月09日
先週からずっといい天気が続いています。
というわけで今週の休みも山に行ってきました(休みの日だけではないですが…)。

今回は材探しではなく昆虫フィールドの次号の記事を書くための調査がメインです。まずは材割りからですが目を付けてあるブナ林に向かいました。




向かったブナ林の様子です。林床はだいぶ下草が生い茂り道のない斜面を滑落しそうになりながら鎌で格闘しながらの前進です。ただブナの林床は平地のブッシュと違いイバラのように脚をとられることはなくどちらかというと低木が多いので視界が妨げられます。それだけに獣類には注意が必要です。

案の定、途中で獣の臭いを察知すると藪の中で何かが動いている様子が…。幸い鈴をつけていたおかげで近づいてくることはありませんでした。なんとかブナの倒木へ到着して材割り開始。




やっぱりミヤマっぽいですね…。
その後、ヤナギで太い食痕を見つけ幼虫を確保するも近くから大きなコクワの成虫が…。材割りは終了~。
材割りを終えてから下唇が痛いことに気付き車に戻ってミラーで確認するといかりや長介になってました…。ブユかなんかに刺されたようです。ダメだこりゃ!

話は変わって店頭で販売していたウォーレスノコギリの幼虫からホワイトアイ(グレーアイ)が羽化しました(下画像、撮影時フラッシュ使用)。購入されたお客様よりご厚意で引き取らせていただきました。メスの方はあまり顕著ではありませんが購入された他のお客様のオスでも確認できました。






個人的にはあまりホワイトアイを推奨しているわけではありませんが、せっかくペアになったので店でブリードすることにしました。現在セット中です。

2010年06月02日
5月31日から6月2日までの3日間は当地富山市では1年で最も大きな祭りである「山王祭り」(さんのさん)が開催されます。
市内の中心部にある日枝神社の周辺に数百軒の露店が並びます。
祭り本体はほとんどおざなりになっていて地元の人間のほとんどはこの露店目当てで繰り出します。

ところで最近の縁日であまり買いたい(食べたい)ものがないのは私だけでしょうか?若い頃はマズかろうがタコが入ってないたこ焼きだろうが買うのが楽しくて毎年行っていましたが最近は買いたいものがない上に人混みが嫌いで行かなくなりました。あえて人混みに行くならディズニーランドに行きたいです。

というわけで人混みを避けるために祭りではなく癒しを求めてブナ林に囲まれた世界遺産である岐阜県の白川郷に行きました。




人を避けて山に行ったのにさすがは世界遺産、観光シーズンなので平日でも行列ができてました…。

ここは何回も訪れているので観光目的ではないのですがブナ林へ向かう途中で休憩と食事を兼ねて寄りました。もちろん蕎麦好きの自身が食べるのは特産の蕎麦です。
たいていの蕎麦の名所では十割蕎麦が多いのですがここの店では二八蕎麦でした。
香りはやはり十割蕎麦ですが食感と喉越しは二八を好む人も多いと思います。

さて、昼食を取って目指すはいつものブナ林。
ただ、そこの林道は毎年決まった日に開通しないので期待はできません。
さすがに雪は解けていますが必ず冬季に土砂崩れが発生して改修が終わらないと通行不可なのです。下手すると7月近くまで通行できない年もあるくらいです。
さあゲートに着いてみると案の定閉まってました…。
ゲート横の案内板には開通予定日が書いてありました。
明日でした…

まあ想定内だったので別の目的地へ。
そこは初めての場所で新規開拓が目的です。
そこも細い林道で通常一般車両には開放していないのですが、この日は運良くゲートが開いていたので早速進入。
横は急斜面でその下はダム湖なので慎重に進むと間もなく道がダム湖に崩落していて即撤収となりました。

あきらめて気分転換に日帰り天然温泉施設に寄り入浴しました。
時間も結構あったので入浴後も周辺を車で走りながら道々車を停めて材を探しましたが結果はイマイチ。
だけど新緑のブナ林と清流の景色は絶好の癒しでした!




帰りにお気に入りの店で食べた飛騨牛の漬け丼は最高です。
2010年05月26日
先週は1週間で7日山に入りました。
早い話が毎日です。天気に関わらず皆勤賞でした!
連続7日間は久しぶりのことです。
目的はもちろん材探しです。

ブリードのシーズンを迎え最近は晴天で暑い日が多かったせいか
虫だけでなく飼育者の方もやっと活動を始めたようで産卵材の需要が高まってきました。
そこでなるべく良質な材を提供できるよう毎日山を探索していました。
と言ってもビジネスライクで義務的に行っているわけではなく自身の楽しみとして行っている方が多いです。
もちろん業としている以上プロなので遊びではありませんが…。

虫の採集と同様、間を空けると勘が鈍ったり出不精になるので行く時は集中して行った方が効率的なこともあります。
もちろん行けば行くだけ結果が悪くなる時もあります…。

先週もブナ林に行った1日を除いて専らエノキ材探しがほとんどでした。
通っていたポイントが良かったせいかそこそこの成果でした。




上の画像はそのポイントで見つけたエノキの倒木です。
見つけた時は「やった!」と思いましたが太い部位で直径60cm以上あり手が付けられませんでした。チェーンソーは持っていますが周辺の状況から使用が好ましい場所ではなかったので…。
おまけに倒木なので片面が地面に埋まっているせいか腐朽も均等ではなく朽ちている部分にはすでに多量の食痕が入っていました。
これだけの大木を見つけても使える部位はかなり限定されます。
朽ち木はいくらでも見つかりますが商品として販売出来るのはほんとにわずかなんです。
まさに山菜と同じです。

先週は材探しのために山菜採集はおあずけでした。
山菜の視点だと材が目に入らなくなってしまうからです。
と言ってももうポピュラーな山菜自体が時期的に終わりなので採るべくもないのですが…。

食べれる山菜ではないのですがエノキの倒木にキノコが発生していました。(下画像)
エノキはたいていシハイタケで朽ちていることが多いのですが、このエノキには珍しく別の大型のキノコも付いていました。
何のキノコか分かりますか?
ウラベニガサの仲間かと思ったのですがよくよく調べてみるとどうもヒラタケ科のキノコのようです。発生時期と雰囲気からウスヒラタケのようで数日前までは白くて綺麗でしたがだいぶ暗色化していてちょっと食欲は湧きません…。
正体不明のキノコは手出し厳禁です。




2010年05月20日
先日の定休日にいつものように山へ。
今回の目的は昆虫フィールドの記事のために材割り採集!
のはずだったのですが結果的にはまた山菜採りでした。

もちろん材割りもしてきました。
場所は昨年からずっと通っているブナの立ち枯れ。
先週まで残雪で通れなかった林道もスタックしながら何とか四駆で切り抜け5ヶ月ぶりに入ることができました。
ブナ林の林床は雪解けと共に一瞬で下草に覆われてしまうため早く行かないと今度はブッシュで入れなくなります。
立ち枯れに着いて周辺を散策すると結構大きなブナの倒木がゴロゴロしてました。
あちこち目移りしていてふと目に入ったのがこれです。




ちょうど採り頃のコシアブラ!
好物のコシアブラを見つけたらスルーすることはできないので、早速コシアブラ採りに集中。いい具合にその場所だけで必要量を確保できたのですが、どうせ天ぷらにするなら他の食材も欲しいところです。
それならとタラの芽とコゴミもゲット。ついでにゼンマイまで手を出してしまいました。
その日の収穫は↓




考えてみたらタラもウドもコシアブラも全部ウコギ科の樹です。
ウコギ科の樹にハズレなし!
ということでウコギ科のハリギリ(センノキ)の芽も食べてみたいのですが樹が少ない上にものすごい大木が多く芽が採れません…。それにもう葉が大きく今年の旬は終わりました。
来年こそは絶対食べたいです。

ついでになりましたが材割りで採集した幼虫です。




結局、ブナの倒木は目移りしてほとんど手を付けられず斜面に転がっていたブナの枝を割ったら出てきました。
たいして太くもない材だったのであまり関心はなかったのですが手ノコで裁断したら食痕が入っていたので割ってみると、出てきた幼虫が意外にもそこそこの大きさだったのでオオクワか?と、ちょっとドキドキしました。
たぶんミヤマクワガタだと思われます…。
めげずに次回もがんばります。
2010年05月12日
先日、店の定休日に天気が良かったので今度はブナ帯ではなく材割りとエノキの材採りを兼ねて里山近辺を周ってきました。
メインはエノキの材採りなのですが近場はだいぶ見尽くしてきたので必然的にだんだん遠くまで行かなくてはいけなくなってきました。
今回は何度も訪れているポイントですが今まではエノキはノーチェックだったので改めて見に行きました。やっぱり視点が変わると新たな発見がありますね。材割りには不向きだと思ってスルーしていた場所で材割りに最適な倒木を発見したり。

ただ早くも地表近くは下草が生い茂って遠目に倒木は見つからないし林内に入るのも藪漕ぎがひと苦労です。木も若芽が伸びて見通しが効かず奥の樹種が判別できないですし…。
気持ちが焦る中で通り抜けできない農道で「クマ出没」の看板が。
藪で見通しが効かないので怖いけどそんなことを言っていては何も出来ないのでとりあえず前進!
ちょっと進むと用水の対岸の斜面の藪の中に大きな切り株が。
これは材割りをせねばと手斧を持って用水を渡り斜面を登るとその切り株がこっちを見ている!?切り株に目が?
正体は、




でっかいカモシカでした。
この辺りではカモシカは珍しくないのですが焦る気持ちが目を狂わせてカモシカを材と思わせたようです。そういえばその前に近くの林内で獣の臭いを感じていたのを思い出しました。冷静な時はその時点で近くにカモシカかクマがいることを警戒するはずですが、まったく油断してました。
カモシカは向こうから襲ってくることはほとんどありませんが過去に雄の角で突かれて死者も出ているのでみなさんも甘く見ない方がいいですよ。

カモシカがその場所を譲ってくれそうになかったので引き返して別の場所へ。
ちょっと時期は遅かったけどタケノコとウドをゲットできました。
肝心のエノキは見つかるには見つかったのですが今日のはあまり極上の質ではありませんでした。
まだ時間はあったのですが山菜採りと無用な藪漕ぎで体力を消耗したので終了~。
次回はいい材が見つかりますように…。

2010年05月09日

ゴールデンウィーク明けの6日の富山の最高気温が32.3℃でした。
この気温は富山で5月の最高気温の史上最高となりました。
日本海側の当地は3月から5月にかけてよくフェーン現象に見舞われます。
毎年のようにゴールデンウィーク前後には真夏日並みの気温を記録します。
南よりの強風が吹いて急激に気温が上がります。ただ湿度もかなり低くなるためカラッとした暑さであまり不快感はありません。

しかし気温が高いのは事実なのでクワガタ飼育をしている人たちにとっては要注意です。フェーンが起きると場合によっては1時間で5~10℃も気温が上がることがあります。
虫たちはこの時期3齢後期から蛹の時期で最もデリケートな時です。
この急激な温度の上昇で痛い思いをした人は自分を含め大勢います。
予想最高気温が高い時は念のためエアコンの設定をして出かけましょう。

ゴールデンウィーク期間中も天気が良く比較的暑い日も多かったので再び山に行ってきました。残雪で入れなかった場所への再リベンジです。
今回こそは…




はい、撤収~。

日差しは初夏のようなんですが道に限って残雪が多くあります。
しかし林道以外はもうほとんど雪も融けて日当たりの良い山腹の斜面にも入ることができました。
だけど今度は一気に下草が伸びてくるので自由に入れるのは今月中だけかも…
行ける時にがんばって行かねば!

2010年04月28日
ゴールデンウィークに先立って天気が良かったので店の定休日に材採集の下見を兼ねて山へ行ってきました!
場所は先日山葵採集をしたホームグラウンドの八尾・利賀方面。



八尾の室牧ダムでのダム湖の景色を撮影。
わかりますか?きれいなエメラルドグリーンの湖面が!
別にここだけでなく全国各地で見られる景色ですが、ここは冷たい雪解け水が流れ込んで水温が低い今だけしか全面エメラルドグリーンにはなりません。
水温が上がるとくすんで汚い緑色になってしまい綺麗な色は支流が流れ込んでいる一部だけになってしまいます。おそらくプランクトンの繁殖の関係かと思います。

軽くスルーして利賀へ。
4/4にはまだ一面雪景色でしたが果たして今度は?



左が4/4、右が4/26の状況です。
撮影現場は比較的残雪が多いところで、集落付近の日当たりの良い開けた場所ではだいぶ地面も見えてきていました。
ただ目指していた林道は除雪がまだ途中までしかできていなくて今回も断念…。

最低限の作業だけこなして次は利賀名物の手打ち蕎麦!
蕎麦好きだけにこれだけは外せません。平日にもかかわらず天気がいいせいか早くも県外からの観光客がちらほら食べに来ていました。
食べた後は日帰り温泉に。源泉掛け流しではないのがちょっと残念ですが…。
いつもは採集や作業がメインでほとんど観光はしませんが今回はゆっくりできました。

山菜もちらっと探しましたがまだ雪が残っている割りにはふきのとうはもう開いてしまっていました。かと言ってタラの芽はまだつぼみにもなっていないくらい堅くまだまだでした。
ただ日当たりのいい場所でコゴミがたくさん採れました。
コゴミも天ぷらやゴマ和えが一般的ですが自身はやっぱりしょう油とマヨネーズ。
邪道だと言われるのですが譲れません。

この辺りもゴールデンウィークにはかなり人がやってきます。
山に来て人ごみに会うのはちょっと考え物ですがやっぱり山は癒してくれます。
観光で山に入る方は今年は例年より雪が多いのを考慮しておいた方がいいですよ。
2010年04月22日
週末に限って天気が崩れるパターンが続いていましたが、
先日何週間ぶりかに晴れた日曜日の午前中に懇意にして頂いているブリーダーさんとエノキ材を採集するついでにタラの芽も採ってきました。

もちろんメインはエノキ材採集でしたが以前から見つけてあらかた切り出し済みでしたからほどなく終了し別の材も見に行きそれでも時間が余ったので(材探しから始めていたら到底時間は足りません。下手したら探すだけで終わることもよくあります。)散歩がてら付近を散策していたら日当たりの良い斜面に結構タラの木がありました。

いかにも里山といった環境で最近周辺には大きな公園設備が整備されているため家族連れ等、結構訪れる人も多いため目に付くタラの芽はすぐ採られているだろうと思っていましたが、意外とスルーされていたのかそれなりに残っていました。と言っても初期に出てある程度育った一番芽はやはり採られた後でした。

今年は初春が暖かかったため山菜も早いと思ったのですが、
サクラが咲く頃から花冷えとなり花見も今ひとつ盛り上がらなかったように思えましたし、
山菜もここにきて成長のスピードが遅くなっているみたいですね。
ここのタラの芽もまだ一番芽ですらつぼみのものが多く旬はこれからのようです。

何はともあれエノキ材と一食分のタラの芽を採れて二兎追うものは二兎得ることができました。
晩ご飯にはもちろんタラの芽の天ぷら!
旬の初物はやっぱり美味しい!!
これからも楽しみです。

今回は画像を撮れなかったので次回は画像もアップします。
デジカメ持って行ったときに限って今度は採れないんですよね~
2010年04月06日
4月4日に行ってきました!山葵採集!
先日のリベンジを果たすべくポイントを変えて出発しました。
先日のポイントよりもさらに山の奥で標高も高いので一抹の不安はありましたが、
今回のポイントは集落を結ぶ主要道路沿いにあるため辿り着けるのは間違いないとの確信の下、向かいました。

途中、山に向かうにつれ周りに残雪が目立ち始めますが、
これは想定内なので大丈夫。
しかし早朝で晴れていたため放射冷却で冷え込み気温は氷点下、
所々路面が凍結して冬タイヤでも滑って危ない!
慎重に運転しながら峠を越えると景色が一変!


画像のように残雪というよりもまだ完全に雪の中…。
立山アルペンルートの雪の大谷まではいかないが一部道路の横は車の高さ以上の雪の壁。

いくらポイントに行けてもこれでは道路から山に入ることは不可能では?
と不安になりながらも待ち合わせていた風氏と合流しポイントに案内すると、
案の定周辺は残雪に覆われていましたが山葵は小さな清流付近に生えるため
湧水でちょうど雪が融けた部分から顔を出していました。

まだ出たばかりで早かったせいか葉も根も小さめですが無事採集成功!
時間が余ったのですがさすがに周りは雪で山には入れないので
ゆっくり帰途につきながら、行きに目をつけていた川の対岸を見ると山葵らしき群生が。
川を渡って近づくとまさしく山葵!新しいポイントを見つけました。
しかもこの場所は日当たりが良く一株が大きい。
天然では過去に見たことがない最大級の山葵(画像)がとれて満足でした。
2010年04月02日
本日、当地富山でサクラの開花が宣言されました。
当初もう少し早いと予想されていましたが、周期的な寒気の影響で予想より遅い開花となりました。
先日よりチラホラと咲き始めているのは確認していたので
サクラが咲くくらいならもう山にも入れるだろうと昨日行って来ました!

目的は山葵採り。
去年見つけた一面に天然山葵が生えている山葵のパラダイスを目指して出発。
去年は暖冬のおかげで2月末にはそこのポイントに入れたのですが、
さすがに今年は雪が多かったのでその時期は当然無理。
1ヶ月ほど遅らせて向かいました。

道中、山間になるにつれ日陰には残雪があるものの道路はきれいで
途中雪のため冬季閉鎖の看板があるものの例年早春から岩魚釣りの人が車で入っているから大丈夫だろうとたかをくくりそのまま前進。
舗装道路から砂利道の林道に入るところで斜面から崩落してきた雪が道路上に雪渓になっておりあえなく終了…。

所々ではあるけどそこから先も雪渓が深いところでは50cm以上も残っており
除雪車など期待できない山奥だけに入れるのはゴールデンウィーク近くになりそうです。
だけどめげずに近日中に別のポイントを攻めてきます。
2010年03月29日
もう3月も終わりです。
これを書いている今日29日は昼間に季節はずれの吹雪になりました…。
今日は店が休みなのでそろそろホームグラウンドの山に行って
今年初の山葵採りに行こうと思っていたのですが、
最近毎週月曜日は天気に恵まれずまた延期となりました。

昨年は暖冬で少雪だったため2月の終わりには山に入れたのですが
今年はまだ根雪が残っている可能性があるため行って見ないと
わからないというのがちょっと不安です。

それでも2月下旬から時々異常に暖かい日もあり、
今月には富山でも最高気温25℃以上の夏日を観測しました。
自身は富山県産オオクワガタの成虫を春からの産卵のために
暖房のない常温にて冬眠させていたのですが、
さすがにそのときは活動を始めていました。

毎年、産卵セットを組もう組もうと思いながらもゴールデンウィーク過ぎまで
放ったらかしになることが往々にしてあるので
今年は先日から他の色虫を始め後食してない虫までセットを組み始めました。
ただ今度は幼虫の割出しを放ったらかしにする可能性が否めませんが…。
山に行くことだけは忘れないんですけどね~。

さあ皆さんも準備を始めましょう!
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