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2018年9月
店長日記:1
2018年09月13日



↑ ‘18.7/23 富山市内で撮影。
レコードジャケットになりそうな夏の青い空の風景です。

暑かったですね~、いや超暑かったですね!
40℃超を連発している関東、東海地方以外でも東北以南はどこも猛暑でしたね。
個人的には暑ければ暑いほどテンションが上がって小学生の息子以上にウキウキルンルンな気分で夏を遊びきれない日々を送っていました。
不謹慎かもしれませんが、もう少しの間夏を満喫させてもらえたらよかったのですが…。

ただ、7月上旬の西日本豪雨で被害に遭われた方にはお悔やみ又はお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧、復興を祈っております。
今年は豪雪に始まって豪雨、酷暑とどうも気候が極端になっている印象がありますね。
雨が降らなくても降っても災害になるし、暑くて夏らしくても熱中症が多発するしで自然は人間が希望するような気候にはなってくれないので、自分自身が災害が起きやすい国や地域に住んでいることを自覚して行政や自治体の責任ばかりを責め立てるのではなく、まずは自分で防げることを考えるべきでしょうね。
個人的なことですが、自身が家を購入する時に子供の学校のことや生活のしやすさだけでなく、以前は1級河川のすぐそばに住んでいたので浸水や津波等の水害に遭いにくい丘陵地を選択しました。
ただし直下型地震には対応できませんが…。
先日も北海道で大きな地震が起きたばかりですが自宅も断層のすぐ近くなのでいくら地震の少ない富山であっても楽観はできないです。
全てのリスクを回避するのは現実問題難しいですよね。

さて、記録的な猛暑の長い夏も終わり代わって台風ラッシュ、そして秋の長雨と猫の目のように天気の振れ幅が大きく変わります。
今年の天気は激しく変化するのが特徴ですね。

店長日記も長らく更新しない間に様々なことがありました。
いつも言い訳ばかりですが別にやる気がないわけではありません。
いい意味でやることが多く更新する時間がなかなか取れません。
さすがに夏季は店も繁忙期になるので営業や通販の注文の発送作業等でPCには触れるものの更新するほどの余裕はありませんでした。
それでも今年から息子が手伝ってくれるようになっただけだいぶ助かるようにはなったのですが、できれば子供にはこの仕事は継がせたくありません。
そんなわけで正直、店が忙しいというよりも野外作業やプライベートが忙しくてHPは放ったらかしの状態でしたが、ちゃんと営業も通販の受注も行っております。

話は変わってすでに過去形になりますが、今季の当地のヒラタクワガタは自身の経験から言えば昨年の過去最速の採集時期を上回りさらに早い6月上旬を記録しました。
以前も書きましたが自然界の生物の生態サイクルはその年だけのような短期的な変動ではさほど影響を受けないものですが、さすがに継続的な温暖化のせいか発生時期が前倒しになっている観が否めません。
単純にヒラタだけのことを考えれば温暖化はプラスのセンスに働く可能性があります。




↑ 3枚ともH30.7/2 撮影。
60mmUPを含む大型のオスが複数ゲットできる新たなポイントを開拓しました。
他の採集者の痕跡もないので更なる大型個体を期待して再び同じポイントを7月11日に訪れると、


↑ 「…。」
絶句です。
ポイントごと無くなっています。
例の西日本豪雨の影響で富山でも市内を流れる川の水位が2004年の台風襲来時以来の高さとなり河川敷まで洪水になったのは確認していましたが、まさか根こそぎやられるとは思いませんでした。
まあ、ヤナギは生長が早いので再生することを期待しましょう。

話は変わってこの夏は昨年末に欠品となったカワラマットの生産のため初夏から材集めのために入山していたのですが真夏の野外作業は体力的にキツイのと材採集や生産作業と繁忙期の店舗の営業を一人でこなすのは時間的に無理があるのでどうしても店の営業に影響が出るから避けたいところでしたが、主だったブナ林は林道が通行できるのが6月になってからですし、当てにしていたポイントは7月じゃないと開通しないため時間との戦いです。
場合によっては雨でも入山やむなしという姿勢ですがさすがに命にかかわるリスクを負うわけにはいかないので臨時休業等の措置を取らざるを得ないことをご理解ください。


↑ 6月22日林道開通後、満を持してポイントへ向かうも道路の崩落で今期通行不可で唖然…。
徒歩では通行できるものの材を抱えて運ぶには限界があります。
別のポイントに換えざるを得ません。


↑ このような大径の倒木を裁断して山から運び出して歩いて数百メートルも車まで持っていくのは体力的に不可能です。
また、この場所よりもさらに奥に赤枯れマットの素材となる赤枯れ材があるのですがそれも今期は採取困難となってしまったので注文の量によっては欠品となる恐れも出てきました。


↑ とりあえず持てる分だけでも運ぶつもりで裁断しているとヒメオオらしき幼虫を発見。
この辺りでは成虫は見たことがないのですがちゃんと生息しているようです。


↑ 新たな材を求めて周辺を探している時に見つけたブナに生えたウスヒラタケ。
同じヒラタケでもこちらは夏でも発生します。
もちろん持ち帰って味噌汁にしました。

7月に入ってヒラタやノコギリクワガタの本格的な発生時期になり採集に行きながらも時間を作って山に材採集に通います。
カワラマットを作るには自身の車に満タン(約300~400kg)に積載したブナを4~5杯分は最低集めなければ1ロットになりません。
1日に一回分しか運べないので来るたびに満タンに採取できたとしても4~5回は通わないといけないと言うことです。
結構労力と時間がかかるのをわかっていただけるでしょうか?


↑ 7月9日、有峰にて
天気が良くても山はリスクが避けられません。
毎年必ず遭遇するヤツ、そうクマです。
今回のはさほど大きな個体ではなく蹴とばせば勝てそうな相手でしたが、結構フレンドリーな感じで威嚇や嫌悪を表すこともなく撮影に応じてくれました。


↑ 悠久の原生林は疲れた身体と心に癒しを与えてくれます。
特に初夏のそこからはエネルギッシュな波動を感じることができます。
こういう景色を見ることができるので山に来るのはやめられません。

この後さらに通って何とか8月上旬に予定より1ヶ月ほど遅れてカワラマットが出来上がり再販にこぎつけることができました。
全国で唯一無二のオリジナルマットと自負している商品ですので皆様のご注文をお待ちしております。
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