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2010年7月
店長日記:3
2010年07月27日


当地富山でも1週間以上ほぼ猛暑日が続いています。いわゆる夏らしい夏ですね。暑いのは暑いですがやっぱり夏は暑い方がいいです!ただし体調管理だけは怠らないようにして下さい。

今年初のヒメオオ採集に行ってきました。例年ならお盆過ぎくらいからがシーズンですが今年は梅雨明けも早く一気に夏らしくなったので例年よりも発生が早いだろうと見込んで行きました。
この日も朝から天気が良くブナ林の中の林道は気持ちよく癒されます。所々で車を止めて近くを散策していると近くの斜面で何やらガサガサと動く気配が。近づいてみるとリアルなプーさんが!アニメと違って黒いプーさんですが…。さいわい子グマだったのでカメラの準備をしていたら逃げてしまったので撮影できず。今年最初の遭遇でした。

これはいいことがあるかもしれないと思ったのですが、ヒメオオはというと結果はボウズでした……。
こっちは夏気分でもヒメオオはまだのようです。



↑はヒメオオのポイント付近です。標高1,300m付近で撮影しました。滅多に人が訪れないので目の前の斜面から転げ落ちたらしばらくは発見されないでしょう。

ヒメオオがダメだったのでそれならブナ材を探そうと斜面で深い笹と格闘していると良さげな立ち枯れ発見!


ただここは足場も悪くブッシュもひどいのでチェーンソーを携帯できないため手ノコで勝負を挑みましたが材がまだ堅いせいか5分も経たずに脱水状態でギブアップ…。
仕方がないので地面に落ちている倒木を少し拾ってあきらめました。



↑ 上記とは別の大きなブナの立ち枯れの樹皮に発生していたウスヒラタケ。もちろん食用ですがキノコバエがいっぱいたかっていたので採取はあきらめました。

結局この日はブナの倒木を少し拾っただけで終了。帰りに昆虫フィールドの記事に書いているオオクワの調査ポイントを調べるも何の手がかりも他のクワガタも見つからずでした。
良かったのは汗をかいた後に岩から湧き出していた湧き水がすごく美味しかったことです。
2010年07月21日


17日に梅雨明けして当地でも一気に暑くなりました。
去年は結局当地の北陸では梅雨明けが発表されずにあまり夏らしくなかったので久しぶりの夏と言う感じです。
梅雨明け前は雨天続きであまりオオクワガタ以外の目的で採集に行ってなかったので久しぶりに河川敷にヒラタクワガタの採集に行ってきました。富山では採集と言えば河川敷が多く、夏休みともなれば河川敷は虫よりも採集者の方が多いと思うくらいです。藪に覆われたヤナギの木も入れ替わりやって来る採集者によってきれいに道ができています。

そのようなポイントは無駄足になる可能性が高いのでとりあえず夏休み前に行っておこうと思ったのですが馴染みのポイントに着くとすでに人が来た形跡が…。
やはり一足遅かったようです。それでも藪に入ると比較的楽な場所だけ道はありますが奥の一段と深い藪の中は手付かずなので気おくれせずに強行軍あるのみ!


思ったとおりまだ良さげなヤナギがありました。


画像では分かりにくいですが洞がたくさんあって右上の画像のように樹液も結構出てるようです。



左上の画像はボクトウガの食痕がクモの仕業なのか?袋状にぶら下がっています。これがあるということは誰も採集者が手を付けていない証拠です。食痕を取り除いた状態が右の画像です。中は空洞で樹液が染み出しています。あいにくここは空き家でヒラタはいませんでしたが次に訪れる時には入っている可能性があります。


残念ながらおそらく前夜に来訪者がいたせいかヒラタは小型のオスが数頭採れただけでそれもリリースしましたがノコギリクワガタは10頭ほど採れました。比較的いい形の水牛もいました。
ただ梅雨明けの炎天下の中で必死なっての強行軍だったので気がついたときには脱水状態に…。いつもはドリンクを必ず携帯しているのですが車から近いこともあって車に置いてきていました。距離は近くても藪が深くてなかなか来た道がわからなくウロウロしていると頭がガンガンと痛くなってきて急に眠気に襲われ足元もやたらつまずくように…。
ヤバイ!これは熱中症だ!と自覚してなんとか車に戻りエアコンを点けて水分補給をしてことなきを得ましたが、普段から外で作業して慣れていると思ってなめてかかると痛い目に遭うので皆さんも気をつけましょう。
特にお子さん連れの場合は注意して下さい。




2010年07月14日
久しぶりに店長日記を更新します。
先月末から昆虫フィールドの原稿書きがあって他の書き物はできませんでした。
締め切りが迫らないとなかなか筆が進まないタチで…。
ただ記事のネタ収集にフィールドには結構足を運んでいました。ただ原稿とかぶるためにここでは一部しか書けません。




上の画像はブナ材探しと新規ポイント開拓に標高1200m以上のブナ帯の山奥に行った時です。あいにく土砂降りでガスがかかっていたので森の中には入れませんでしたが渓流ではイワナ釣りをする人がチラホラ。雨でも釣るんですね。さすがにこっちは雨の中外に出ても何も出来ないので車で通過しただけでした。

しょうがないのでかなり悪路の林道に進入。こんな道なんか目的がある人間じゃないとわざわざ来ないだろうな…と考えながらしばらく走ると道路が鎖で封鎖されていてそれ以上は断念せざるを得ない状況に。
この辺りは地形図には道路が表示されている割りにはまともに開通していることはほとんど皆無です。おまけに現場に行くまで通行できるかどうかがわかりません。まあ山では当たり前のことですが…。




↑行き止まりの現場です。目の前に道路が続いているけど進めません。
だけどこの場所良く見たらヒメオオのポイントになりそうな感じです。背後のブナ林と手前の低いヤナギの距離感が絶妙で、もし生息していたならばかなり期待できそうです。この日は雨でそこまで確認できませんでしたが土砂崩れ等で通行不可にならなければ今度晴れた時に行ってみます。

さて話は変わりますが、やっと自分で大型の国産オオクワを羽化させることができました。今まで当店では特に大型や極太血統にこだわりはなく富山県産オオクワに力を注いでいたのですが数年前から少しずつ扱い始めた大型血統「旧・信玄血統」にて自身でやっと結果が出ました。
サイズは83.0mm(羽化約2週間後現在での最大値なので縮む可能性有り)




と言っても販売していた幼虫の余品を数頭だけ自分で抱えていた中から偶然羽化しただけなので購入頂いたお客様の中にはもっと大型を羽化させている方がいるかもしれません。
詳細はまたHP上で報告します。
ちなみにこの血統の幼虫は店頭にて完売しました。現在別の80mmオーバーの種親を使ってセット中ですので、ある程度数が採れましたらHPでも販売したいと思います。ただ♀も50mmオーバーを使っているのですが気性が荒く♂の損傷が激しく思ったようにペアリングできません。

ちなみに購入頂いたお客様が♀で55mmを羽化させました。デカかったです!ただペアリングは怖いです…。
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