クワガタ、カブトのオリジナル用品をメインに生体も販売!
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2010年6月
店長日記:3
2010年06月19日
季節の進みが遅く感じられた今年ですが、ここにきてやっと全国的に入梅しました。
当地富山でも今週に入ってすっきりしない天気が続いており、週間天気予報でもこの先しばらく雨マークが連続しています。
そんな中、先日は朝から晴れてこの日を逃すと次はいつ山に入れるかわからないので店の開店時間まで午前中だけですが馴染みのブナ林に向かいました。

今回のポイントは今季初めての入山です。
冬を越えたことで新たな材が見つかることと樹液採集が出来そうなポイントが見つかることを期待して入りました。




晴れたのはいいのですがこの日の最高気温は30℃を超える真夏日に!おまけに前日までの雨のせいで森の中は蒸してまるでレインフォレスト。
地表付近も上画像のように下草や低木に覆われて落ちている材を探そうにもヤブ漕ぎをしながらで手ノコで裁断しようとハードに動こうものなら噴き出す汗で脱水になりそうです。ブナの立ち枯れは見つけたものの裁断は次回に持ち越しました。

車を停めて山道を歩いていると足元に独活が。




独活自体は珍しくありませんがここのポイントで独活を見かけるのは初めてでした。今はもう大きすぎて食べられませんが来年にために場所を覚えておかなくては!と思いながらも今でこそ成長して大きくなっているから見つけやすいですがこの1本を小さい芽で見つけるのはさすがに無理かも…。

山菜採りもクワガタ採集と同じで場所をきちんと記録しておかないと似たような場所がたくさんあるため翌年になるとたいてい混同してどこがどこか分からなくなるというパターンになります。
とりあえず今回は山菜採りは置いといて樹液が出ているブナかミズナラを見つけたかったのですが暑くて長時間斜面のヤブを歩いていられないのでポイントを変えて去年何回か見に行った川の近くのヤナギを見てくることに。




去年はこの画像のヤナギの洞で数頭のスジクワとコクワを見つけています。
たいして太くもないヤナギですが間違ってオオクワがいないかとかすかな期待の元のぞいてみると残念ながら今回は空き家でした。樹液は出ているので何かしらのクワガタはそのうち採れるでしょう。

その辺をぶらついて車に戻るとエンジンを掛けてエアコンを点けたまま炎天下に放置していたので水温計が上がっていてオーバーヒート直前に!
去年まで何ともなかったのにどこか具合が悪いのか?
山での車の故障は大変なことになるので真夏が来る前にメンテナンスをしておきましょう。
2010年06月09日
先週からずっといい天気が続いています。
というわけで今週の休みも山に行ってきました(休みの日だけではないですが…)。

今回は材探しではなく昆虫フィールドの次号の記事を書くための調査がメインです。まずは材割りからですが目を付けてあるブナ林に向かいました。




向かったブナ林の様子です。林床はだいぶ下草が生い茂り道のない斜面を滑落しそうになりながら鎌で格闘しながらの前進です。ただブナの林床は平地のブッシュと違いイバラのように脚をとられることはなくどちらかというと低木が多いので視界が妨げられます。それだけに獣類には注意が必要です。

案の定、途中で獣の臭いを察知すると藪の中で何かが動いている様子が…。幸い鈴をつけていたおかげで近づいてくることはありませんでした。なんとかブナの倒木へ到着して材割り開始。




やっぱりミヤマっぽいですね…。
その後、ヤナギで太い食痕を見つけ幼虫を確保するも近くから大きなコクワの成虫が…。材割りは終了~。
材割りを終えてから下唇が痛いことに気付き車に戻ってミラーで確認するといかりや長介になってました…。ブユかなんかに刺されたようです。ダメだこりゃ!

話は変わって店頭で販売していたウォーレスノコギリの幼虫からホワイトアイ(グレーアイ)が羽化しました(下画像、撮影時フラッシュ使用)。購入されたお客様よりご厚意で引き取らせていただきました。メスの方はあまり顕著ではありませんが購入された他のお客様のオスでも確認できました。






個人的にはあまりホワイトアイを推奨しているわけではありませんが、せっかくペアになったので店でブリードすることにしました。現在セット中です。

2010年06月02日
5月31日から6月2日までの3日間は当地富山市では1年で最も大きな祭りである「山王祭り」(さんのさん)が開催されます。
市内の中心部にある日枝神社の周辺に数百軒の露店が並びます。
祭り本体はほとんどおざなりになっていて地元の人間のほとんどはこの露店目当てで繰り出します。

ところで最近の縁日であまり買いたい(食べたい)ものがないのは私だけでしょうか?若い頃はマズかろうがタコが入ってないたこ焼きだろうが買うのが楽しくて毎年行っていましたが最近は買いたいものがない上に人混みが嫌いで行かなくなりました。あえて人混みに行くならディズニーランドに行きたいです。

というわけで人混みを避けるために祭りではなく癒しを求めてブナ林に囲まれた世界遺産である岐阜県の白川郷に行きました。




人を避けて山に行ったのにさすがは世界遺産、観光シーズンなので平日でも行列ができてました…。

ここは何回も訪れているので観光目的ではないのですがブナ林へ向かう途中で休憩と食事を兼ねて寄りました。もちろん蕎麦好きの自身が食べるのは特産の蕎麦です。
たいていの蕎麦の名所では十割蕎麦が多いのですがここの店では二八蕎麦でした。
香りはやはり十割蕎麦ですが食感と喉越しは二八を好む人も多いと思います。

さて、昼食を取って目指すはいつものブナ林。
ただ、そこの林道は毎年決まった日に開通しないので期待はできません。
さすがに雪は解けていますが必ず冬季に土砂崩れが発生して改修が終わらないと通行不可なのです。下手すると7月近くまで通行できない年もあるくらいです。
さあゲートに着いてみると案の定閉まってました…。
ゲート横の案内板には開通予定日が書いてありました。
明日でした…

まあ想定内だったので別の目的地へ。
そこは初めての場所で新規開拓が目的です。
そこも細い林道で通常一般車両には開放していないのですが、この日は運良くゲートが開いていたので早速進入。
横は急斜面でその下はダム湖なので慎重に進むと間もなく道がダム湖に崩落していて即撤収となりました。

あきらめて気分転換に日帰り天然温泉施設に寄り入浴しました。
時間も結構あったので入浴後も周辺を車で走りながら道々車を停めて材を探しましたが結果はイマイチ。
だけど新緑のブナ林と清流の景色は絶好の癒しでした!




帰りにお気に入りの店で食べた飛騨牛の漬け丼は最高です。
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