クワガタ、カブトのオリジナル用品をメインに生体も販売!
since 1998
ホーム店長日記2018年3月
2018年3月
店長日記:1
2018年03月21日



↑ H30.2/14 大雪の翌日、青空に映える北アルプスの立山連峰。
大雪直後の晴天時限定で見ることができる見事な「立山さん」。
雪国ならではのこの景色を見ると除雪の疲れも一時忘れさせてくれます。



↑ 同日、フォトレター風に編集してみました。

雪国にお住まいの方には特別な景色ではありませんが、そうでない方のためにさらにもう少し雪景色をご覧ください。






↑ 2枚ともH30.1/14 撮影。

いや~、この冬は大雪でしたね。
当地富山では、最深積雪こそ85cmと6年前の95cmには届かなかったものの福井では145cmと昭和56年の56豪雪以来の大雪となりました。
もともと雪国ですからここ30年ほど豪雪というほどの大雪はありませんでしたが年に数回はまとまった雪が降ることは珍しくはないものの、今冬は6回ほどまとまった降雪期があり降雪量としては富山でも自身が移住してきた昭和61年以来ではないでしょうか?
特に1月中旬からは毎週のように大雪となりその度の除雪作業で疲労困憊でした。



↑ H30.2/13 富山で最深積雪85cmを記録したときの店の前の様子。
除雪した雪が高さ2メートル超の看板に届きそうになっています。
降雪が多いときは延べで4時間近くも除雪を行うときもありました。

週末に降雪があるとみんな自分の家の除雪作業に必死で趣味の虫どころではなくなるので結果、店は開店休業状態となります。
かと言って、もしかしたら大雪の中を来てくれるかもしれない奇特なお客様のために店を休むわけには行かないので誰も来ない店の駐車場の雪かきだけを空しく行う日々が続きました。
一応言っておきますが、HP上で臨時休業のお知らせをしてなければ基本的には営業はしております。(諸事情でたまに開店が遅延することがありますが…)

そんなオオクワの成虫と共に冬眠状態にあった当店もこよみの啓蟄の声と共に何とか目覚めの時を迎えようとしています。
大雪だった冬とは打って変わって雪解けは早く最近は初夏のような陽気に包まれる日も出てきました。
予想外にスキー場が早く閉鎖になり趣味のスノボーができなくなるのは残念ですがこれからは山菜や本業の材採集等のフィールド活動にシフトして行こうと思っています。

今冬は先述の通り、積雪のために全くフィールドに行くことができなかったために特にネタになるようなこともないのですが、唯一新年に実家の北関東に帰省したときに材採取をしたことを報告しておきます。
以前にも帰省時の材採取について筆記したことはありますが、北関東に位置する実家の周辺には未だに雑木林が多く点在しています。
自身の拠点である富山とは違う植生があるのは魅力の一つです。
また、降雪がないので冬でも、いや冬だからフィールドに行けるのは好都合です。



↑ 今回訪れた辺りの雑木林。
田畑の周りに雑木林が広がっています。
入りやすいように見えますが雪が降らないために下草(下草といっても背丈以上)が倒れずに繁茂しているので入っていけない上に田畑に無断で侵入することもはばかられますし場所によっては放置された荒地でさえ立ち入り禁止の看板があるために中々自由には行きません。



↑ 小高い丘陵状になっている雑木林の斜面の様子。
下草がなければ視界も開けていて探しやすい。
植生はクヌギ、コナラの落葉樹のほかシイやカシの常緑樹も同程度見られます。



↑ 富山と違って写真のようなクヌギの立ち枯れはさほど珍しくはありません。



↑ 色虫にも適用十分なきれいに朽ちたクヌギ材。
北陸とは異なり太平洋側ではネンドタケやラッコタケが着生したクヌギ材が多く見つかります。



↑ こちらはオオクワ系にはもってこいのサクラのカワラタケ材。
心が堅いサクラですが写真のような状態の材は希少で優良です。

この日はどちらかというと富山ではあまり多くないシイやカシの腐朽材が狙いです。
それもW・ウッディやH・ボーリン等の表面産みに適した柔らかめを探しています。
植生は多いものの思うような腐朽材となるとやはり簡単には見つかりません。



↑ 帰り際になってやっと思しきシラカシの立ち枯れを発見しました。
さすがに立ち枯れ1本は持ち帰れないので先端の折れて落ちている半分程度を裁断してみました。



↑ 倒木なので一部は崩れたり食痕で不適な部位もありましたが何とか画像の部分を持ち帰ることができました。
こちらの材は販売いたしますが柔らかく朽ちているということで若干の食痕の混入は致し方ありませんことをご了承ください。
参考までにシイやカシのウッディやボーリンの適性の実績は優秀です。
自己ブリード用としても使用しております。

これらの材の在庫はHPの商品欄にはUPしておりませんので詳細はお電話でお問い合わせください。

さて、話題は全く変わりますが今期は降雪が多かった割には里雪型で山は思ったほど積雪は多くなくてスノボーをしにスキー場に行った時も結構晴天に恵まれました。
スキー場で晴天のときに良く見られるのが下記の雲。



↑ 巻層雲や高層雲による彩雲や日傘、アークなどの大気光学現象です。
山にいるから目に付きやすいのか地理的に発生しやすいのか日常生活の時より明らかに高頻度で見ることができます。
きれいな雲を見るとなんか得した気分になりますね。
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス