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店長日記
材採り&キノコ採り
2010年10月20日


今週は定休日ではなく日曜日の午前中に懇意にしているブリーダーのB氏と共に先週も行った岐阜県のポイントに行きました。目的は材採りです。
行楽日和の日曜日ということで入山者が多いことを予想して富山をまだ暗い朝5時に出発して現地に6時過ぎに到着しました。さあ、一番乗りだ!と思いきやすでに3組の入山者が来ていました…。一体何時に来ているのだろう?
この日の富山は最高気温が24℃とほぼ夏日の予想でしたがさすがに現地は1,000mを超える高地なので着いた時は2~3℃と寒いくらいでした。他の入山者が増えてくると材を採っていると好奇の目で見られるため早速材探しです。
先週採った残りと去年見つけて放置してあった材を集めてほどなくトランクが一杯になったのですがイマイチ満足できる質ではなかったのでさらに藪の中へと足を延ばしてみると…、ありました!極上のブナの倒木が!
持てる大きさにカットして運んだのですが、藪のせいで方向が分からなくなったりして体力的にかなりしんどかったです。はっきり言って一人だったら途中であきらめたかもしれません。先に積んでいた材を全部下ろして新たに採った材を積み直して予定終了です。

天気もよく若干時間が余ったので付近を散策することにしました。



キノコ採りの入山者が多くいましたが藪の中で今週も旬のブナハリタケを見つけることができました。画像のブナハリタケはお土産に採取させていただきました。



↑ブナの倒木の傍で見つけたホコリタケ。図鑑では可食とありますが触ると頭の穴から煙のように胞子が飛び出し食べる気になれないのでそのままスルー。幼菌のときが食べ頃なのかもしれません。



去年来た時に見つけた大径のブナの立ち枯れが見当たらないので記憶違いかと思って藪の中に進入すると倒木になっていました。画像の右下に見えるワイヤーで幹を固定してあったのですが全く役に立たなかったようです。太さ1mくらいあるのでこんなワイヤーで固定できると思う方が安易だと思うのですが…。



上の画像の根っこを材割りしてみました。立地と環境からヒメオオの幼虫が入っていると思われたのですがやはりブナの根は堅くてスジクワの幼虫を1頭割り出しただけでやめました。オオクワ狙いじゃないとモチベーションが上がりません…。



再び散策していると幹全体にびっしりキノコの生えたブナの立ち枯れが!キノコ自体はツキヨタケなので非食ですがツリガネタケとツキヨタケできれいに朽ちた材は産卵材としては涎ものなのですが如何せん手の付けようがないので眺めるだけです。



別のブナの倒木に生えていたキノコ。先週見た時は生えていなかったのですが5日間で生長したようです。ブナはたくさん見てきていますが何のキノコか同定できません…。ツガサルノコシカケかツリガネタケ(大型タイプ)の幼菌にも見えますが数が多くキノコも柔らかく帰って図鑑を見ても分かりませんでした。今度行ったらまた確認してみます。

その日は満足できるだけの材が採れたので翌日の定休日は材採りではなく夏以来となるオオクワの採集ポイントへ材割りの下見に出掛けました。一通り見たつもりですがやはり割るような目ぼしい材は見つからずに終了。
フラストレーションが溜まったので付近の杉林で見つけたキノコを採集。↓


知っている方も多いと思いますがスギヒラタケです。今まで自身で採集したものを食べたことはなかったのですが図鑑では可食だったので採ってきました。キノコ鍋にしようと自宅に持って帰ると嫁がネットで調べて毒キノコだと注意されました。
図鑑では確かに可食なのですが‘04年以降複数の死者が出ています。どうやら場所や個体によって毒があるようで食べている人は今でも当たり前に食べているみたいです。しかし、当たると急性脳症で死亡する例が多いので家族がある身としてはいくら自分だけが食べるにしても万一の事態は避けたいのでやむなく控えることにしました。
食べるのは自己責任ですがみなさんも注意してください。

今週も店長日記というよりほとんどキノコ日記になってしまいました…。
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