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店長日記

雪山でナメコ採り

2010年12月10日



いよいよ本格的な冬到来ですね。
先日の一時的な寒気で平地では初雪にならなかったものの山間部では積雪となりました。昨晩より気象庁のアメダスのデータとにらめっこをしてたいして積もっていないだろうと予測して県内の利賀方面に行ってきました。
予想がハズレて標高400m辺りから思いっきり積もってました。おまけに除雪は入っているものの路面はアイスバーンだし…。とりあえず利賀付近で昨晩からの新雪が積もった山がとても綺麗だったので写真に収めてみました。

今日の目的は赤枯れマットの素材を採取することとミヤマクワガタの幼虫の材割り採集です。
途中から雪が積もっていたので覚悟はしていたのですが案の定、目当ての赤枯れ材は雪に埋まってました。


確か昨年も12月に1m近い積雪を掘り起こして採取した記憶があります。少し前に来れば良かったのになんで毎年同じことを繰り返しているんだろう…と反省しながら着いてみると幸いそんなにひどい積雪ではないので雪をはらってから採取しました(↑画像)。これで雪解けまでは採取不可能です。
とりあえず必要量は確保したので次はミヤマクワガタの幼虫の材割りにブナの雑木林を目指して車を走らせると林道に入ったところで除雪が入っておらず、おまけに積雪も20~30cmほどあるため(↓画像)自身の四駆でも無理と判断して断念!先日脱輪しているだけに慎重になりました。


となるとこの付近は全て入山不可ということになるので仕方なくナメコでも採って行こうと先月も来たとっておきのナメコ材を見に行きました。
ここも道路からは徒歩で行かなければ行けないのでこれ以上雪が積もればアウトです。


到着すると相変わらず豊作のナメコが迎えてくれました(左上画像)。ナメコのいい所は1回だけでなく時期をずらして何回も発生してくれるのでタイミングが合えば常に新鮮なキノコが採れるということです。画像内の右側の幹には時期が過ぎて萎れたナメコが確認できますが手前側には新鮮なナメコが生えています。
ただ先日来の雨と雪で痛んでいるものも多かったのですがめくれ上がった樹皮の内側に状態の良いナメコを見つけることができました(右上画像)。
今日はナメコ以外にもこの木でムキタケとヒラタケも見つけたのですが残念ながら高い位置で採れませんでした。

また樹皮の剥がれたところにはクワガタの産卵痕も確認できましたが、お気に入りのキノコの発生木なので材割りはせずに温存しておきます(下画像)。ここもオオクワガタのポイントなのでもしかしたらという可能性はありますが毎年ナメコが採れるという魅力には勝てません。山の神様の恵みをむげにすればオオクワガタも採れなくなるでしょう。


ナメコも採ったのでとりあえず帰途につき、途中の少し標高を下がったポイントに寄ってそこでミヤマクワガタの幼虫を探してみることに。
昨年もそこで採っているので行って見たのですがあいにく結果は芳しくなく、割る材を探してウロウロしているとそこらじゅうにナメコの発生した立ち枯れを発見。
今採ってきたばかりですがここのナメコの方が新鮮なので改めて採取して結局この日も3kgほど収穫しました。せっかく採れたのを無駄にするわけには行かないので嫁の実家とナメコ好きの友人におすそ分けして、残りはたまには親孝行をと思い県外の自分の両親に送ることにしました。
ネットでは天然ナメコは300gで¥1,800ほどで販売されているので1kgほど送ったのでお歳暮代わりにちょうど良かったです。