店長日記
秋を満喫
2010年11月12日
↑の画像は当HPのトップページの背景画像になっているブナ林の秋バージョンです。
先週も言いましたが今年の紅葉はきれいで毎日見ていても飽きません。3週連続、この秋5回目の材探しの訪問ですが、ここも入山できるのは今週限りで来週からは長い冬季閉鎖になるので今季最後の訪問を紅葉と共に楽しんできました。と言う訳で他にも紹介しましょう。
↓は上の画像の場所からやや標高を上がったところです。
陽が昇って間もない時間で陽が当たって明るい新雪に覆われた山とまだちょっと暗い手前の終わりに近い紅葉とのコントラストが見事でした。
左上はこの日見つけたヤキフタケがびっしり生えたブナの倒木。先週見つけたブナ材はこのキノコで腐朽した極上材だったのでこの日も期待したのですが写真の材はまだちょっと堅く若かったので来年以降に持越しです。
右上はミズナラの立ち枯れの根際に生えたクリタケ。癖のない味で人気のキノコですが今季はこのキノコと間違えて毒キノコを販売したとのニュースでもおなじみです。自身も初めての採取ですが見た目で確信を持てたので採ってきました。ただ帰宅して調べれば調べるほど不安になります。ニガクリタケ(毒)ではないことはわかるのですがコレラタケ(致死性の猛毒)との違いに100%の確信が持てません。自分の目を信じて食べましたが幸いおいしく食べれました。
さて、翌日は県内の大長谷に行ってきました。
もちろんこの日も材探しとキノコ採りです。
昨日の場所よりも標高はやや低いのですがこちらのブナ林は北側斜面のせいか紅葉はほとんど終わっています。ここも12日から通行止めになります。
ふと、思ったのですが過ぎ行く季節を惜しんで今をなるべく楽しもうと思うのは歳をとったせいなんですかね…。若い頃は夏と冬だけで春と秋はいらないくらいだったのですが。過ぎ行く季節よりも次に来る季節を先取りするくらいの勢いだったのですが今は過ぎていく季節に未練が残ります。
上の写真の風景を見て秋も終盤の切なさを感じました。次にここを訪れるのは新緑の季節だろうと思いながら山を下りて行くと、
標高800m以下(↑画像2枚)ではまだまだ紅葉の見ごろでなんか安心しました。この後、平地にも紅葉が下りて来る頃にはこの辺りは雪に覆われて大好きなブナ林には入れなくなります。
紅葉を見ながらナメコ採りのために利賀へと向かいました。一昨年見つけたポイントで昨年はちょっと採るのが遅かったので今年は少し早めに見に行くことにしました。
見事!タイミングばっちりでまさに採り頃のナメコです。右上の写真のナメコはまだ幼菌なので次回まで温存です。スーパーで売っているのと違い天然のナメコは傘が開いている方が美味です。この木だけで4kg近く採集できました。
材とナメコの収穫にホクホクになりながら帰途に寄った山の斜面で見つけた下の画像のキノコ、
杉の切り株に群生していたのですが、自身の知識ではこれがコレラタケの本命もしくはヒメアジロガサモドキ(毒)か!?
クワバラ、クワバラ…