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店長日記

山本番

2010年05月26日

先週は1週間で7日山に入りました。
早い話が毎日です。天気に関わらず皆勤賞でした!
連続7日間は久しぶりのことです。
目的はもちろん材探しです。

ブリードのシーズンを迎え最近は晴天で暑い日が多かったせいか
虫だけでなく飼育者の方もやっと活動を始めたようで産卵材の需要が高まってきました。
そこでなるべく良質な材を提供できるよう毎日山を探索していました。
と言ってもビジネスライクで義務的に行っているわけではなく自身の楽しみとして行っている方が多いです。
もちろん業としている以上プロなので遊びではありませんが…。

虫の採集と同様、間を空けると勘が鈍ったり出不精になるので行く時は集中して行った方が効率的なこともあります。
もちろん行けば行くだけ結果が悪くなる時もあります…。

先週もブナ林に行った1日を除いて専らエノキ材探しがほとんどでした。
通っていたポイントが良かったせいかそこそこの成果でした。




上の画像はそのポイントで見つけたエノキの倒木です。
見つけた時は「やった!」と思いましたが太い部位で直径60cm以上あり手が付けられませんでした。チェーンソーは持っていますが周辺の状況から使用が好ましい場所ではなかったので…。
おまけに倒木なので片面が地面に埋まっているせいか腐朽も均等ではなく朽ちている部分にはすでに多量の食痕が入っていました。
これだけの大木を見つけても使える部位はかなり限定されます。
朽ち木はいくらでも見つかりますが商品として販売出来るのはほんとにわずかなんです。
まさに山菜と同じです。

先週は材探しのために山菜採集はおあずけでした。
山菜の視点だと材が目に入らなくなってしまうからです。
と言ってももうポピュラーな山菜自体が時期的に終わりなので採るべくもないのですが…。

食べれる山菜ではないのですがエノキの倒木にキノコが発生していました。(下画像)
エノキはたいていシハイタケで朽ちていることが多いのですが、このエノキには珍しく別の大型のキノコも付いていました。
何のキノコか分かりますか?
ウラベニガサの仲間かと思ったのですがよくよく調べてみるとどうもヒラタケ科のキノコのようです。発生時期と雰囲気からウスヒラタケのようで数日前までは白くて綺麗でしたがだいぶ暗色化していてちょっと食欲は湧きません…。
正体不明のキノコは手出し厳禁です。