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店長日記

材採集開始(‘15.3.11記)

2015年03月11日



富山県では昨日(10日)から春の嵐で一昨日までの春めいてきた気温とはうって変わって一気に冷え込み猛吹雪になる時間帯もある荒れ模様の天気になりました。
三寒四温とは言えあまりにも極端な変化は身体にも変調を来たしかねません。

さて、先週の6日(金)の定休日は5歳になったばかりの息子とスノボに行く予定だったのですが気まぐれな息子にフラれて傷心したため急遽材採りに行くことにしました。
先日来の陽気で市街地はもちろんのこと郊外の里山周辺も日陰を除いてほとんど雪は残っていないためそろそろフィールド活動を再開しようと思っていたところなのでちょうどいいタイミングでした。
今期最初の材採りなのでいきなり新規開拓ではなくとりあえずは確実に取り置きの材を見に行くことに。
この日は4年前から目をつけているエノキ材です。
昨秋に朽ちている状態の良い部分を我慢できずに一部裁断したので今回は残りの部位の状態を確認する予定です。
このエノキがある場所はススタケや雑草が生い茂って春以降は入ることすら難儀するので雪解けの今がベストです。




↑ 材は雪解けしたばかりで水分も多く腐朽もさほど進行していない感じですのでしばらくは放置することにします。
材の上には降雪前に発生したヒラタケが残っていましたが雪解け後の気温で老菌になっていましたので採るには及びません。
改めて材全体を確認してみると、




雪解け前後に新たに発生した新鮮なヒラタケの群生を発見。




↑ 木の裏側だったため雪の水分を吸っておらず初冬に採れるヒラタケとは異なり小粒でいわゆるシメジっぽいですが春先のヒラタケは通には最高の味とも称されるのでもちろんお持ち帰りします。




↑ ある程度生長した見慣れた成菌もあります。
持ち帰って嫁に調理してもらい食しましたが、雪の下で生長するせいか味は淡白で初冬のそれに比べると、ある意味独特のキノコ臭さが少なく旨味が引き立ち一般の人にも量を食べやすいと言えるかもしれません。
自身に言わせればキノコはそれぞれの香りや匂いがあってこそですのでその分飽きるので量は食べられませんが初冬のもののほうが好みですね。
まあなごり雪ならぬなごりヒラタケということでしょう。

材は採れなかったものの思いがけず副産物があったので今日は良しとして帰宅の途につこうとしたのですが、たまたま近いところに数年前にエノキの立ち枯れがあったのを思い出して見に行くことに。




↑ 久々にその場所に行くと予想はしていましたが倒れていました。
根元付近は折れてボロボロになり使いようがありませんでしたが樹幹上部は樹皮も付いてて見た目は悪くないので試しに枝の折れた部位を手ノコでカットしてみたら水分はやや多めですが朽ち具合は良い具合です。
乾燥させれば色虫に最適な産卵材になるでしょう。




↑ 裁断した30cm余りの断面。
拮抗線があるものの腐朽は良好です。
倒れてしまった以上、このまま放置すればますます水分過多になりボロボロに腐るか雑虫の巣窟になり使い物にならなくなるので早い段階で処置した方が良さそうです。




↑ 本日の収穫。
車の後部が乗せたままのボードやスコップ等でスペースが少ないので今日のところはこれだけにしておきます。
この後、また積雪の予報もあるので再び雪が解けたら残りを採りに来ようと思います。
採取した材は乾燥処理後、順次HPやyahooオークションで販売する予定です。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。