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店長日記

キノコ日記①(‘14.10.24)

2014年11月12日



今年もやってきましたコケ(キノコ)採りシーズン!
ほぼナメコの記事(時々クワガタ)になりますので興味のない方はスルーしてください。
また、リアルタイムで更新できないので撮り溜めて後日、回想して記していますが日付はさかのぼって当日付けになっています。
というのも自身もこのシーズンになると昨年の日記を読み返して何月何日に何処のポイントに行ったかを確認するためわかりやすく日記を書いた日ではなく当日の日付にしたものです。
実際、これを書いているのは11月12日ですが日付は10月24日になっています。
さて、それでは前回に続いてキノコ日記のスタートです。

10月17日、例年最初に行くポイントに今期初めてコケ採りに行った一週間後の24日、
前回シーズン最初のコケ採りとしては過去最高の収量を記録したため予定を前倒しして県南部の同一地区の本格的なポイントへ向かうことにしました。
この日のポイントは昨年開拓したポイントで比較的早い時期から出始めていたので例年より発生の早い今年は間違いなく出ているだろうとの確信のもと出陣します。
ポイントに着くと時期も時期だけにまだまだ草木は緑色が多く気温も20℃ちかくまで上がり小春日和というより暑いくらいです。
これだけ暖かくて果たしてどれだけナメコが出ているんだろう?と一抹の不安を感じながらも斜面に取っ付き登り始めます。
低木のヤブがひどく、ヤブ漕ぎというよりもヤブに潜っている感じです。




↑ 目線の高さで撮影した状態。
撮影した場所は比較的平坦ですが登り斜面では上部のヤブで完全に視界が妨げられコケが生えているかどうかも見えません。
どうにか立ち枯れの位置を確認しながら近づいていくと、




↑ ありました!ナメコです。
それも特質クラスのいい状態です。
「やっぱり出ていたか。」
ナメコがあったことと予想が当たったことにとりあえず安堵しました。




↑ 昨年、10月25日に来たときに群生を見つけた立ち枯れに行くと昨年より1日早いにもかかわらずすでに老菌となっていました。
やはり一週間くらい早まっている観があります。




↑ ミズナラの倒木に発生した褐色腐朽菌のマスタケ。
この若い状態なら可食です。
過去に書いたことがありますが鳥のささ身肉のような食感です。
いかんせん味があまりないので今回はスルーです。




↑ ほどなく本命ナメコの群生を発見。




上の画像のアップです。
今季は冷え込みの後に数日の降水があったばかりなので表面のヌメリもプルプルの極上の状態です。




↑ こちらはナメコと同様にミズナラの朽ち木の根際に生えたクリタケ。
もちろん、お持ち帰り。




↑ 数日前までの降水で発生しただろう幼菌。
キノコにとって発生には気温も大事ですが生長には水分(降水)は欠かせません。
その点、今年は台風による大雨もなく定期的に適度な降水があるのも好条件になっています。




↑ ムキタケと共に発生したナメコの幼菌。




↑ 画像の左側から幼菌、成菌、老菌と3世代が並んだナメコ。
定期的な冷え込みによって順番に発生したことがよく分かります。
幼菌と老菌には手を付けず成菌のみ採取。






↑ 好条件のおかげで生長した大ナメコ。
この時期の大ナメコは腐りかけた老菌が多いのですがこれはやや乾燥気味でいい状態です。
手に乗せた画像で大きさが分かるでしょう。傘の径は8cmくらいあります。




↑ 大きく生長したムキタケ。
調理にはおあつらえなので採取します。




↑ 幹の周りにビッシリ発生した幼菌。
一週間後が楽しみです。




↑ この日一番の群生。
一部老菌もあるので選別して採取しましたがそれでも結構な量です。




↑ マッシュルームのようにまん丸の成菌。
一般的に最も好まれる大きさですが個人的には今の気温ならあと1~2日待ったくらいがベストですね。

さて、この日はまだ幼菌の方が多かったイメージですがそれでも収量は下処理後の計量で7.74kgありました。
先週に引き続きこの時期にしては大漁です。
今期の合計収量は14.89kgとなりました。
次回に続く。