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店長日記

漢方薬

2010年02月01日

常連のお客さんと話していたのですが、その方今年に入ってから左足の太ももが急に痛くなり仕事や日常の歩行にまで支障をきたしていると言うのです。
外傷性のものではなく安静にして経過を見ても良くならないので仕方なく病院で整形の診察を受けたらしいのです。

その症状に私自身がふと思いつくことがあって
「それって坐骨神経痛では?」と聞いたところ
「医者からもそうじゃないかって言われた。」とその方。

実は症状こそ違うものの私も去年から坐骨神経痛らしきものに悩まされているのです。
私の場合は足ではなく腰から左の尻の坐骨が痛くなり長時間座っていられなくなりました。座り方を変えたり低反発のクッションを使っているせいか幸い現在は痛みはかなり軽減しています。
当初は病院に行くべきか悩んだのですがネットで色々な体験談を読んでいると医者に行っても基本は対症療法で根本から改善するのは簡単ではなさそうなので止めました。
その方も結局痛み止めと貼り薬を処方されただけと言っていました。

ネットで治療方法を調べているときに目に入ったのが漢方薬の利用でした。
神経痛などの西洋医学では完治しにくい病気には漢方などの東洋医学が最近取り入れられるようになってきています。
では坐骨神経痛には何が効くのか調べてみると、ありました。

「独活寄生湯」

「独活(どっかつ)」
これ何かわかりますか?
分かる方は博識か山菜好きな人でしょうね。
実はこれ、山菜のウドなんです(パソコンでウドと入力するとちゃんと変換されます。)

まさに医食同源で自然の物にはまだまだ分からない効能があるんでしょうね。
ここ近年、自身も山菜採集にハマってきてますがこれでこれからのウド採集もまた楽しくなりそうです。
ちなみにこの漢方薬に用いられる独活ですが山菜として食べる部位の茎ではなく根を乾燥させて粉末にしたものだそうです。

雪が融ければすぐに山菜のシーズンです。まずはふきのとうと山葵ですね。
私自身はあまりマニアックな山菜には手を出していませんが機会があればHP上にフリーページで山菜を取り上げようかと思っています。
現在でも飼育用品としてサルノコシカケを商品として扱っていますのでまんざら無関係ではありません。

昔はサルノコシカケはとても貴重なものだという認識しかなかったのでなかなか見つけられず、見つけたときは
「山の神が自分に必要な分だけを与えてくれたんだ。」
と謙虚に思いありがたく自分で煎じて飲むために採取していたのですが、
自分に必要な分、自分に必要な分…、と思っているうちに自分だけでは使い切れない量が貯まっていました。
もちろん今ではクワガタ飼育でメインに使っているので使用量も格段に増えているのですが…。
クワガタ飼育に利用するということも山の神が与えてくれた知恵と恩恵だと解釈しています。(サルノコシカケがクワガタ飼育に有効なのは第3者の飼育データからも認められています。)
考えればこれも漢方の効能なのでしょう。