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店長日記

猛暑も終わり

2010年09月16日



昆虫フィールドの原稿の執筆のためにしばらくこの日記も手つかずでした。
その間に外は猛暑も落ち着き急に秋っぽくなりましたね。例年なら秋めいてくると店の来店者も一段落して切ない気持ちになるのですが、今年は猛暑で十分に夏を満喫することができたので夏が去るのを惜しむという感じではないですね。やりたいことはまだまだあるのですが…。

やりたいことと言えばライトトラップもその一つ。今月に入ってからおそらく今季最後となるライトトラップをやって有終の美にしようとオオクワを狙ったのですが結果はボウズでした…。
↓画像


ちなみに先日オオクワを採集したことを紹介したN氏はこれよりも後の日にさらに♂1頭を採集したらしいです。やはり自身はライトトラップとの相性が良くないようなので秋以降材割りでがんばります!


さて、ヒメオオ採集ですがこちらはちょこちょこ行っているのですがやはり猛暑の影響か発生が遅れていたようです。この時期になってやっと個体数が増えてきました。例年よりも2週間くらいずれているような感じです。採れる数も増えたので小さい個体はリリースしているのですがどうも大型の割合が少なくなっている気がします。


↑例年ほどのピークは見られませんがヤナギの茎に♀の削った痕が目立つようになってきました。採集圧で減ったと思っていたので少し安心しました。ヒメオオ採集もあと2週間くらいですかね…。

そういえば先日ヒメオオ採集でいつもの山に行った時に見つけました。↓


クマの糞です。乾燥具合から1日くらい前のものだと思いますがやっぱり近くにいますね!今季はすでに2回遭遇してますし今年はブナが不作の年なので里山でも目撃数は増えてきているみたいです。この日も歩いていてクマと思われる臭いを感じました。

あまり藪に入るのは避けたかったのでヒメオオ採集も切り上げて林道の横で↓のものを採ってきました。何かわかりますか?


以前ちょっと書きましたが独活(ウド)の根っこです。
独活寄生湯という漢方薬の素材の一部に使われるもので神経痛やリウマチ、解熱や鎮痛作用、腰痛、冷え性等に効果があるらしく乾燥後粉砕して飲用します。サルノコシカケと共に自己用にします。独活は漢方では温性のものなので夏や発熱で身体が熱い時は使用を避けた方がいいです。いくら薬効があっても正しい使い方をしないと必ずしも効果は期待できないですが山にはキノコを始め薬になるものがたくさんあるので調べると面白いでしょう。
そろそろキノコのシーズンですね。