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店長日記

ヒメオオ採集第3弾&材探し

2010年08月12日



3週続けてのヒメオオ採集です。
その前に、材探しですがオークションに出品しているエノキ材の在庫が底を尽きそうなので最近は必死です。といっても猛暑の日々、荒れ放題の下草の中では新たに朽木を探すのは至難の業!そこで冬季に見つけたものの持ち帰るにはまだ腐朽が未熟だった取り置きの材から少しずつ切り出して何とかしのいでいます。




取り置きの場所へ行くと下草で材がどこにあるかわからない始末でまずは草刈から…。
カマを振り回して暴れているとふと目に入ったのが大きく伸びたミョウガの草葉(↑画像)。そういえばそろそろミョウガの季節だと思い根元を探すとあったあった!
まだ少し小ぶりですが今年の初物です。材採りよりも晩のおかずを採る方に夢中になりました。まだ少ないですがお盆明けにはたくさん採れるでしょう。


次はヒメオオ採集ですが今度こそは3度目の正直で…。


いました!
だけどまだ時期が早いようで最盛期のように一本のヤナギに複数いるような状態ではなくポイント全体で2ペアだけでした。

何せ山はオロロ(アブ)の発生時期で車の周りを飛び回っており、ちょっとドアを開けただけでも車の中に入ってきてその度に格闘となり気が狂いそうです…。
ヒメオオを探す時間よりオロロと格闘する時間の方が長いくらいで嫌になり早々に終了。

その後、材探しに移るもやはりどこもオロロの大群!
車から降りるのがおっくうになっていると見つけたのがこの看板。


クマに注意の看板は多く見かけるがこの看板は初めてのタイプです。
ツキノワグマはこんなに凶悪なイメージではないんですけどね…。ちょっと気の毒です。
幸い3週連続でクマに遭遇というスリルのある事態は避けられました。でも今年はブナの実が不作の年に当たるので秋はまた遭遇の可能性が高そうです。

その後、若干標高を下げてオオクワの調査地へ。
ここでもブナ材を探そうとヤブとの闘いです。


↑背丈以上のヤブをかき分けて奥のブナ林を目指します。
が、ここでもヤブ蚊とブユと大型のアブとの格闘です。キンチョールを直接身体にスプレーしながら(虫除けスプレーでは役に立たないので)、カマを片手にヤブ漕ぎをして斜面を昇り降りしている中では長さ1mほどの倒木の枝を持ち帰るのが体力的に精一杯です。山とはいえ気温30℃を超える中ではすぐに脱水状態になります…。
朽木を探すのは虫を探す以上に簡単ではないんです。