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店長日記

里山へ

2010年05月12日

先日、店の定休日に天気が良かったので今度はブナ帯ではなく材割りとエノキの材採りを兼ねて里山近辺を周ってきました。
メインはエノキの材採りなのですが近場はだいぶ見尽くしてきたので必然的にだんだん遠くまで行かなくてはいけなくなってきました。
今回は何度も訪れているポイントですが今まではエノキはノーチェックだったので改めて見に行きました。やっぱり視点が変わると新たな発見がありますね。材割りには不向きだと思ってスルーしていた場所で材割りに最適な倒木を発見したり。

ただ早くも地表近くは下草が生い茂って遠目に倒木は見つからないし林内に入るのも藪漕ぎがひと苦労です。木も若芽が伸びて見通しが効かず奥の樹種が判別できないですし…。
気持ちが焦る中で通り抜けできない農道で「クマ出没」の看板が。
藪で見通しが効かないので怖いけどそんなことを言っていては何も出来ないのでとりあえず前進!
ちょっと進むと用水の対岸の斜面の藪の中に大きな切り株が。
これは材割りをせねばと手斧を持って用水を渡り斜面を登るとその切り株がこっちを見ている!?切り株に目が?
正体は、




でっかいカモシカでした。
この辺りではカモシカは珍しくないのですが焦る気持ちが目を狂わせてカモシカを材と思わせたようです。そういえばその前に近くの林内で獣の臭いを感じていたのを思い出しました。冷静な時はその時点で近くにカモシカかクマがいることを警戒するはずですが、まったく油断してました。
カモシカは向こうから襲ってくることはほとんどありませんが過去に雄の角で突かれて死者も出ているのでみなさんも甘く見ない方がいいですよ。

カモシカがその場所を譲ってくれそうになかったので引き返して別の場所へ。
ちょっと時期は遅かったけどタケノコとウドをゲットできました。
肝心のエノキは見つかるには見つかったのですが今日のはあまり極上の質ではありませんでした。
まだ時間はあったのですが山菜採りと無用な藪漕ぎで体力を消耗したので終了~。
次回はいい材が見つかりますように…。