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店長日記

材とキノコと紅葉と。(紅葉編)‘15.12.3記

2015年12月03日





‘15.10.16 利賀にて撮影。
カメラ;OLYMPUS TG-3 絞り;f/3.2 シャッタースピード;1/640秒 焦点距離;28mm(35mm換算) ISO100 高彩度モード




‘15.10.12 有峰にて撮影。
カメラ;OLYMPUS E-510 絞り;f/9 シャッタースピード;1/160秒 焦点距離;14mm ISO100 露出補正-0.7 高彩度モード

↑ この2枚が今期一番お気に入りの紅葉の写真です。
上の方は今期新調したデジカメで撮ったものです。
手前味噌ですがデジカメでもちょっと編集すれば十分見れる写真が撮れますね。



さて店長日記、2ヶ月ぶりの更新です。
秋から降雪時期まではタイトルの通り材やコケ(キノコ)の採取、そして紅葉の写真と一年で一番多く山に入る時期です。
よってフィールドに行くことが最優先となるため体力や時間に全く余裕がなくなるため更新ができずにいました。
もちろん店は営業していますが、通常作業に加えて採ってきたナメコの処理に追われ、さらにPCに向かっても徹夜での採集のため睡魔に襲われてキーボードが打てずHPの更新ができないのが正直なところです。

先日、11月27日に富山市内でも初雪を観測し山のシーズンも終わりに近づきやっと撮り貯めた画像の処理もできるようになったので久しぶりに更新するに至りました。
ということでまずは今年の紅葉から。
上2枚のうち下は毎年恒例の有峰のいつものポイントです。
今年は盆明けから一気に秋めいて気温は低めに経過し雨も多くさらに10月前半にはかなり冷え込んだため主観的には紅葉は綺麗だったと感じました。
紅葉が綺麗かどうかは見に行ったときのシチュエーションや感情等の主観にも大きく左右されますがフラットな感覚で見ても昨年よりは鮮やかに思えます。
参考までに昨年の写真と比べてみましょう。




↑ 左が昨年10月12日、右が今年の10月12日、一年違いの同日に撮影した同一のポイントです。
先日も日記で書きましたが、残念なことにこのポイントの象徴であるブナの立ち枯れが倒れてしまったので右の今年の写真には写っていませんが同じ景色です。
並べてみると今年のほうが全体に色付きがいいのが分かると思います。
もちろん年毎の天候で紅葉の進行具合は異なりますがこのポイントでは大体10月中旬にピークを迎えます。
昨年もこの後さらに低木の色付きは進みましたがその頃にはブナの黄葉はピークを過ぎ焦げ茶に変わるか落葉してしまい今年のようにタイミング良く一様に色付く期間がほとんどありませんでした。
そういう意味で今年は恵まれたと言っていいでしょう。
ちなみに自身は紅葉に限らず立ち枯れや倒木があるアングルを好んで撮っているため被写体の立ち枯れがなくなったのは残念至極です。

さらにここのポイントを同日にデジカメでも撮影してみましたのでそちらもご覧ください。




いかがですか?
上の一眼レフの写真と比べてたしかに色合いや質感は劣りますが、夕日モード(赤を強調する)で撮影しているため紅葉としてはそれなりに味のある写真だと自分では思うのですが…。

それでは今期の他の紅葉も日を追って紹介しましょう。




↑ 10月9日、岐阜県で今期最後のヒメオオ採集時に撮影した標高1000m前後の山並み。
紅葉はまだまだですがブナの黄葉が一足早く目立っています。




↑ こちらは紅葉ではありませんが上と同じ10月9日に撮影した清流でヒメオオ採集の最終日ということで緑が映える水面が紅葉とは対照的に去り行く季節を惜しむように感じました。




↑ こちらも紅葉ではありませんが上の翌日の10月10日に息子と牛岳にキャンプに行った際、雲が多い中で現れた紫の夕空をバックに息子がふざけたポーズを撮ったものですが妙に色が神々しく写ったので載せてみました。
思いがけない撮れ方をするのもデジカメの持ち味かもしれませんね。






↑ 先ほどの紅葉を撮った有峰で同じ日に撮った別のポイント。
同じ有峰でもここはまだ色付いていませんが倒木のあるアングルで撮ってみました。
同じ場所を撮影しても撮り方で全く違う見え方がしますね。
下はドキュメントなタッチで奥深く感じますが、上はまるでアニメの世界でコロボックルが出てきそうに見えませんか?






↑ 上が10月16日、TOPに紹介した利賀の同一ポイントで撮った一枚。下は10月18日、同じく利賀にて。
紅葉の写真はネット上にはゴマンとUPされていますがその中で明暗のコントラストが顕著な作品に影響を受け昨年から意識して撮影していたのですが、それに近いものがやっと撮れました。




↑ 10月25日利賀にて。
山に入ると山全体の景色が見えなくなるのでどうしても局所的な風景になってしまうのですが、逆にこの角度のこの景色は残しておきたいという場面に出会うこともあります。
これも自身がこだわる立ち枯れとのコラボです。




↑ 11月4日、立山にて。乱立する立ち枯れとモミジのコラボ。

この後、山間部の紅葉は急速に終息に向かいますが今年は色付き始めの冷え込みの後、11月にかけてはかなり温暖な気温で推移したため結構紅葉は堪能できましたが、逆に生活圏である平野部ではあまり紅葉は映えずに終わった感があります。

紅葉はカメラの技術がなくてもシチュエーションさえ選べば今のデジカメなら誰でも綺麗に撮れます。
そういう意味では有名ポイントにさえ行けば綺麗な写真が撮れるのですから皆さんもカメラを持って出かけてみませんか?