当店お勧めのメーカー製マットです。
昨今、市場には様々な発酵マットが出回っています。その中で主流になっているのは廃菌床や廃ホダを素材に使っているものです。
それらを使うことでスムースに発酵が進み生産効率性が高まりますし素材をリサイクルすることで生産コストも抑えられます。
しかし、キノコを収穫後の素材ということは栄養価という点では必ずしもベストではありません。菌床でもそうですが培地に生オガと廃ホダオガを利用した場合そのポテンシャルは明らかに前者の方が上です。では発酵マットではどうでしょう?
確かに生オガ中の成分は未利用で残っていますが、クワガタやカブトの幼虫はその成分であるリグニンを分解できないために上手く消化吸収できません。そのリグニンを除去してくれる優秀な存在が白色腐朽菌であるキノコ菌です。それがいわゆる菌床であることは言うまでもありませんが、キノコ菌以外でもリグニンを分解する土壌中のバクテリア等はあります。
それらを利用することで生オガから発酵マットを作成することは可能ですが、問題はそれらのバクテリアはキノコ菌のように選択的にリグニンを分解するわけではないのでスムースに発酵が進行しませんし時間がかかるということです。
そこで廃菌床を利用する際、培地中の栄養がキノコの収穫によって減少している分を2次発酵によって再度生産して分解の進んだ完熟させることによって出来上がったマットがこれです。
用途としては主にカブト、クワガタの幼虫飼育用やマット産みの産卵床に、さらにブレンドすることであらゆるシーンに適応します。
※ こちらのマットは生産時期や保管環境により開封時に嫌気発酵によるガスの発生や再発酵による発熱があることがあります。その場合は通気を良くして2、3日〜1週間くらい寝かせると良い状態に仕上がります。