ブナの天然木を利用(一部加工)しています。特徴的な形をしているのが分かると思いますが、はっきり言って加工せずに素材のままでも観賞用になります。これは数100年を生きてきた大木や一部の成木にだけに発生する菌えい(俗に言う虫こぶ)の部分で枝の途中や先に見られます。これは生木に感染する菌のせいで出来た病変部分であり成長はしていますがひどい侵食の場合は樹を枯死させることもあるようです。もちろんディスプレイに利用しても飼育している生体に悪影響はありません。
菌によって壊死した部分を覆うように樹皮が成長し、この大きさで30〜40年かけてこのように膨れ上がります。よって部分的に洞が空いていることが多くあります。そこに多少手を加えて昆虫や小動物が利用できるようにしました。状態の良いものはほとんど手を加えていません。1つのディスプレイ材に1つはクワガタなら100mm以上の大型の個体も入れる洞を設けました。洞の状態は商品ごとに異なります。また洞の内部は見た目よりも自然の質感を失わないために切削後あえて研磨はしていません。
加工することよりも素材自体を入手することが非常に労力のかかる希少な商品ですので価格は素材の値段だと思ってください。深山のブナ林をイメージするようなテラリウムのアイテムにいかがでしょうか?
※ こちらの商品は生木ではなく腐朽材(カワラ材)を利用しております。見事なカワラタケがディスプレイ時も見事に映えるでしょう。ただし乾燥するとカワラタケは剥がれ易くなりますので手荒に扱わないようにして下さい。また腐朽しているためクワガタのメス個体を入れるとかじって材を崩す可能性が(場合によってはオスでも)あります。