Hexarthrius mniszechi

ムニスゼッチフタマタクワガタ

産地；　北東インド　メガラヤ

比較的近年流通しブレイクした種です。当初は高値でしたが最近はブリード個体が流通して価格も落ち着いてきました。
フォルスターと同様に大顎が発達し比較的大型で格好も良いことから人気があります。
オスはやや凶暴で長くペアリングしているとメス殺しがあります。成体は色虫の割りには寿命が長い方なので後食まで焦らず待ってからセットしましょう。産卵もさほど難はなく、材（表面）産みですので柔らかめのカワラ材等を使用すれば容易に産卵してくれます。また小型の材を複数セットする、もしくは短期間でセット換えをする等によって爆産することもあるようです。産卵により♀はかなり寿命が短くなります。
幼虫飼育に関してはこれといった決まりはなく、一般的にはフタマタ種はカワラタケ菌床を使うのがセオリーとも言われていますが、この種はオオヒラタケや発酵マットでも難なく羽化しますしサイズも期待できるので基本的にマット、菌床いずれも適応します。
このロットに関しては大型の♂親を使用しているので次世代もそれなりのサイズが期待できると思います。
飼育床に関わらずそれなりに大型の成虫を羽化させることが可能ですが、やはり大型化には飼育床だけでなく極端な高温や低温を避ける等の温度管理を行う方がベストです。幼虫飼育自体は難しくないので大きささえ気にしなければ入門者でも羽化させることは問題ないでしょう。

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