Odontolabis femoralis

フェモラリスツヤクワガタ

産地；　マレーシア
大型のツヤクワガタです。標本では上翅がオレンジ掛かった黄色ですが生体で見るともっと透明感のあるグレー掛かったクリーム色で、赤みが差した頭部や前胸部とのコントラストがとても綺麗で個人的には気に入っている虫です。どうしてイマイチ人気がないのかわかりません。この手のツヤクワは夏のシーズンにイベント等で大量に出回るため他のツヤクワと同等に思われているのかもしれません。
成虫の大きさも色付きのツヤクワではブルーマイスターに次ぐくらいの大型個体で迫力も十分です。ただ、身体は大きくても小歯型の個体も多くあのアンバランスさがカッコ悪いと人気を落としているのでしょうか。
流通数は昔ほど入荷数も多くなく手にする機会はあまり多くありません。
幼虫飼育は簡単な部類でしょう。飼育床は発酵マットが適しています。マット交換も頻繁に行う必要はありませんが、３齢になると容器内を上下に抗道を作って移動するのである程度高さのある容器がいいでしょう。
温度管理もあまり意識しなくていいですが高温だと小歯型が羽化することが多いようです。理想は１８〜２０℃くらいです。♂だと約１年ほどかかりますが大型の大歯型が期待できます。

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